2026年8月13日木曜日

2次元資料から縄文土器3Dモデル生成

 Generating 3D Models of Jomon Pottery from 2D Source Material


I experimented with generating 3D models of Jomon pottery—which features relatively simple shapes—from 2D source material using an AI assistant designed for Blender.


最も単純形状である縄文土器について、2次元資料から3Dモデル生成をBlender専用AIアシスタントで試しました。

1 縄文土器2次元資料


縄文土器2次元資料(加曽利貝塚博物館発行パンフレットから引用)


縄文土器2次元資料

2 断面輪郭線の描画


断面輪郭線の描画

今回はBlenderにインポートされた縄文土器2次元資料をなぞって、断面輪郭線を手作業で描画しました。ビェジェ曲線で描き、メッシュオブジェクトに変換しました。

3 Blender専用AIアシスタント(以下AABと略称)による3Dモデル生成

3-1 AABに入力したメッセージ

選択されているメッシュ(ライン)のZ軸下方の端点に原点を移動してください。次にそのメッシュ(ライン)にスクリューモディファイアを次の条件で追加してください。角度:360度、スクリュー:0m。回数:1、座標軸:X、ビューのステップ数:32、レンダー:32、ノーマル:スムーズシェーディングにチェック。さらにソリッド化モディファイアをモード:シンプル、幅:0.02m、オフセット:-1.0、ふち:フィルにチェックで追加してください。

3-2 AABの作業方針

選択中のメッシュオブジェクトを対象に、各メッシュの「Zが最も低い端点」へ原点を移動し、形状の見た目は動かさず保持します。  

その後、スクリューモディファイア(X軸・360度・ステップ32)とソリッド化モディファイア(Simple・幅0.02m・オフセット-1・ふちFill)を追加します。  

端点は「接続エッジ数が1以下の頂点」を優先し、見つからない場合は全頂点から最低Zを選びます。複数選択時は選択メッシュすべてに適用します。  

次の改良候補:最低Zが複数ある場合の選択ルール、既存同名モディファイアの再利用/上書き、適用後メッシュ化など

3-3 結果


生成された3Dモデル


生成された3Dモデル


生成された3Dモデル

4 検討

AABに指示した内容は次の3点です。

・メッシュ原点を下方端に移動する。

・スクリューモディファイアを追加して土器立体形を描く。

・ソリッドモディファイアを追加して土器に厚みをつける。

これらの指示通りのBlenderPythonスクリプトが生成され、土器3Dモデルを生成することができました。

この1例だけの作業なら、AABを利用するよりも手作業ですべて実行した方が手間が少ないことになります。しかし、今後同じような事例を多数扱う場合はBlenderPythonスクリプトを利用して瞬間的に作業を実行することができ、大きな省力化につながります。またBlenderPythonスクリプトでは設定条件を最初にまとめて書いてあるので、条件変更は柔軟にできます。


BlenderPythonスクリプト画面(冒頭部)

5 画像投影

平行投影カメラをAABで所定位置に追加し、UV投影モディファイアで土器3Dモデルに画像を投影してみました。今回のUV投影モディファイア追加は手作業です。最終微調整を手作業で行うことにすれば、UV投影モディファイア追加もAABで行うことは直ぐにできそうです。


土器3Dモデルに画像を投影した様子


土器3Dモデルに画像を投影した様子

この場合、UV投影モディファイアでは、同じ画像が土器外面と内面のそれぞれ2箇所に投影されます。


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