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2025年3月13日木曜日

アワビ(千葉市大膳野南貝塚)パラパラ動画

 Abalone (Daizennominami Shell Mound, Chiba City) Flip-Paper Video


I had fun creating a flip-paper video of the abalone on display at the Chiba City Buried Cultural Properties Research Center's special exhibition "Shells and People." Since the beautiful interference color light cannot be expressed in a 3D model, I lined up the images taken to create the 3D model to reproduce the interference color light.


千葉市埋蔵文化財調査センター特別展「貝と人」で展示されているアワビのパラパラ動画を作成して楽しみました。美しい干渉色の光は3Dモデルで表現出来ないので、3Dモデル作成用に撮影した画像を並べて、干渉色の光を再現しました。

1 アワビ(千葉市大膳野南貝塚)パラパラ動画


アワビ(千葉市大膳野南貝塚)パラパラ動画

縄文時代後期

殻長17.8㎝、殻幅14.0㎝、殻高5.4㎝、マダカアワビ

撮影場所:千葉市埋蔵文化財調査センター特別展「貝と人」

撮影月日:2025.02.25

ナチュラル写真(ハイパス処理)


展示の様子

ガラス面越し撮影

Premiere pro  117 images

2 感想

同じ写真で3Dモデルを作成して、Blenderで光沢を与えたのですが、干渉色再現という点に関しては満足できる代物にはなりませんでした。


3Dモデル画像

2025年3月4日火曜日

アワビ(千葉市大膳野南貝塚)観察記録3Dモデル

 Abalone (Daizennominami Shell Mound, Chiba City) Observation Record 3D Model


I created a 3D model of the abalone exhibited at the Chiba City Buried Cultural Properties Research Center special exhibition "Shells and People." This time, I created a 3D model using a pop art filter photo, and enjoyed comparing it with a 3D model I had taken previously using a natural filter photo.


千葉市埋蔵文化財調査センター特別展「貝と人」で展示されているアワビの3Dモデルを作成しました。今回はポップアートフィルター写真で3Dモデルを作成して、以前撮影したナチュラルフィルター写真による3Dモデルと比べて楽しみました。

1 アワビ(千葉市大膳野南貝塚)観察記録3Dモデル ポップアートフィルター写真

アワビ(千葉市大膳野南貝塚)観察記録3Dモデル ポップアートフィルター写真

縄文時代後期

殻長17.8㎝、殻幅14.0㎝、殻高5.4㎝、マダカアワビ

撮影場所:千葉市埋蔵文化財調査センター特別展「貝と人」

撮影月日:2025.02.25

ポップアートフィルター写真


展示の様子

ガラス面越し撮影

3DF Zephyr v8.001 processing 117 images

Blenderで光沢調整


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像

2 アワビ(千葉市大膳野南貝塚)観察記録3Dモデル ナチュラルフィルター写真

アワビ(千葉市大膳野南貝塚)観察記録3Dモデル ナチュラルフィルター写真

縄文時代後期

殻長17.8㎝、殻幅14.0㎝、殻高5.4㎝、マダカアワビ

撮影場所:千葉市立郷土博物館「千葉市出土考古資料優品展」

撮影月日:2021.12.22

ナチュラルフィルター写真


展示の様子

ガラス面越し撮影

3DF Zephyr v8.001 processing 121 images(2025.03.03)

Blenderで光沢調整


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像

3 感想

縄文時代後期の人々によって、太陽の光で輝かせて秘儀に使われたと考えられる大形アワビが、現代でも同じ輝きを保っているのですから、大いに感動します。この輝きをすこしでも3Dモデルで表現したいと希望するのですが、技術がないので中途半端なものしかできません。見る角度によって干渉色が移ろう様子をいつか表現できるようになりたいものです。


2022年3月13日日曜日

アワビの太陽光反射観察

 Observation of abalone's solar reflection


In order to examine the significance of the processed abalone excavated from the Daizennominami shell mound outdoor furnace, I conducted an experiment to reflect the direct sunlight on the abalone (modern product) and observe it. The interference color reflected light of the direct sunlight is so strong that it cannot be observed with the naked eye, and when it gets wet, the interference color reflected light becomes stronger. Imagine that this property is related to abalone as a totem.


縄文時代後期の大膳野南貝塚野外炉から出土したアワビ加工品の意義について興味があります。その検討のためにアワビ(現生品)に太陽直射光を反射させる実験を行い観察しました。太陽直射光の干渉色反射光は肉眼で観察できない強さであり、濡れるとさらに干渉色反射光が強くなることを体験できました。

1 アワビ(現生品)の太陽直射光反射

内面が磨かれた長径12.5㎝のアワビ(現生品)に太陽直射光を反射させ、その様子を観察しました。


アワビ(現生品)に太陽直射光を反射させた様子 1


アワビ(現生品)に太陽直射光を反射させた様子 1

乾燥した内面と濡れた内面の双方を観察しました。

観察結果

1) 肉眼では反射光本体を観察できない

アワビ内面に太陽直射光を反射させると全体が干渉色に輝きますが、反射光本体そのものを肉眼で観察することはできません。鏡に写った太陽光が強すぎて肉眼では観察できないのと同じ原理で、反射光本体は観察できません。アワビ内面は鏡と同じ反射機能を有していることを肉体的に体験できました。反射光本体は観察できませんが、周辺部全体はピンクとグリーンの干渉色に輝きます。

肉眼では見ることができないレベルのアワビ内面反射光の強さが、写真ではあたかも見えるように表現されていることも、今回確認しました。

2) 濡れると反射光がより強くなる

乾燥したアワビ内面より濡れたアワビ内面の方が反射光がより一層強くなることを確認できました。周辺部のピンクとグリーン干渉色もより強く輝きます。


アワビ(現生品)の太陽直射光反射の様子

2 メモ

両手で持ったアワビで太陽直射光をあたかも鏡のように反射させることができます。その反射光は強すぎて肉眼では見ることができません。つまり太陽光を人が手で操作できるということになります。同時に肉眼で見える周辺部はピンクとグリーンの美しい干渉色に輝きます。このような鏡類似反射機能を具備したモノ、干渉色に輝く手のひらサイズ大きさのモノは縄文時代には稀有であったと考えることができます。

このようなアワビの光学的特性がトーテムとしてのアワビ(アワビ信仰)と密接に関係していたと考えます。

3 参考 関連記事

2022.01.26記事「大膳野南貝塚出土アワビ加工品について

2021.12.24記事「真珠干渉色に輝く大形アワビ(千葉市大膳野南貝塚)を3Dモデルで観察する

2022.01.31記事「アワビ殻の入手