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2025年2月16日日曜日

3D空間における貝層と遺物の関係把握 2(素材の3D空間配置)

 Understanding the relationship between shell layers and artifacts in 3D space 2 (3D spatial arrangement of materials)


A test space framework was set up in Blender to display the shell layers and artifacts in the shell layer on the north slope of the Ariyoshi Kita Shell Mound in 3D space and examine their relationship. 331 grids were used as the test grid, and a shell layer cross section, shell layer major division boundary surface, and artifact distribution map were placed.


有吉北貝塚北斜面貝層における貝層と遺物を3D空間に表示し、その関係を検討するためにテスト空間の枠組みをBlenderに設置しました。331グリッドをテストグリッドとし、貝層断面図、貝層大区分境界面、遺物分布図を配置しました。

1 Blenderにおけるテスト空間枠組みの設定

テスト空間(331グリッド)の枠組み

貝層断面図、貝層大区分境界面、遺物分布図を配置。

2m×2m×約3.5mの空間に貝層及び遺物が分布する。

貝層大区分は上から斜面貝層、二次堆積崩落層A、崩落層。

3DF Zephyr v7.531でアップロード


3Dモデルの画像


3Dモデルの動画

2 メモ

今後、このテストグリッド枠組みを利用して次の活動を展開します。

・貝層断面10断面と11断面の比較

・遺物の統計分析(貝層大区分別遺物出土数、同種別出土数など)

・遺物の3D空間プロット

・考察(貝層混土率と遺物出土数に相関はあるか、崩落層・二次堆積崩落層Aから貝殻や遺物が出土している状況を踏まえ、北斜面貝層の発達史・利用史をどのように捉えるか、など)


2024年4月10日水曜日

加曽利貝塚博物館企画展「あれもE・・・」展示全土器写真の3D空間配置(直列配置)

 3D spatial arrangement (serial arrangement) of all the pottery photos exhibited at the Kasori Shell Mound Museum special exhibition “That's also E...”


I prototyped a serial arrangement type of 3D spatial arrangement of all the photos of the entire exhibition of Kasori Shell Mound Museum special exhibition “That's also E...”. I can see the whole thing by looking at it diagonally from above, and I can move it forward and backward with the mouse wheel, so it's a convenient arrangement for finding the desired photo among a large number of pottery photos.


加曽利貝塚博物館企画展「あれもE・・・」展示全土器写真の3D空間配置の直列配置タイプを試作しました。斜め上から見ることで全体を一覧でき、マウスホイールで前後に移動できるので、多数土器写真の中から目的写真を探したりするのに便利な配列です。

1 加曽利貝塚博物館企画展「あれもE・・・」展示全土器写真の3D空間配置(直列配置)


3Dモデル画像


3Dモデル画像


3Dモデル動画

2 感想

斜め上から見ることで情報全体を一覧できます。マウスホイールで前後に移動できるので、多数土器写真の中から目的写真を探したりするのに便利な配列です。

写真全部を3D空間のある平面に配置した場合より、直列配置はマニアックな配置であると言えそうです。個人の好みが分かれるところかもしれません。


2024年4月9日火曜日

加曽利貝塚博物館企画展「あれもE・・・」展示全土器写真の3D空間配置

 3D spatial arrangement of all the pottery photos exhibited at the Kasori Shell Mound Museum special exhibition “That's also E...”


Photographs of all the pottery exhibited at the Kasori Shell Mound Museum special exhibition “That's also E...” are arranged in a list in 3D space. This is my personal Kasori E-style pottery learning tool. I can use it comfortably as I don't notice any image deterioration even when enlarging individual photos.


加曽利貝塚博物館企画展「あれもE・・・」展示全土器写真を3D空間に一覧的に配置しました。自分専用の加曽利E式土器学習ツールです。一覧的にも、個別写真を拡大しても画像劣化を感じないので、快適に利用できます。

1 加曽利貝塚博物館企画展「あれもE・・・」展示全土器写真の3D空間配置

加曽利貝塚博物館企画展「あれもE・・・」展示全土器写真の3D空間配置

撮影場所:加曽利貝塚博物館令和5年度企画展「あれもEこれもE加曽利E式土器 -外房地域編-」

掲載写真数:95枚(コーナー別ショーケース写真7枚、土器写真88枚)

撮影月日:2024.01.20

ガラスショーケース越し撮影

Blenderの「画像を平面で」インポート機能で作成


3Dモデル画像


3Dモデル画像


3Dモデル画像


3Dモデル動画

2 感想

展示土器を全部を撮影して、その写真に名称、番号、出土遺跡を書き込みました。その画像を3D空間に展示コーナー毎にカタログ風に並べて一覧的に配列しました。

この3Dモデルを観察することによって、加曽利E式土器がどのように変遷したかという学習が加速できそうです。この3Dモデルから受ける刺激は強いものがありますから、加曽利E式土器発生期に関する問題意識を深めたり、各種想像(妄想)を大いに楽しめそうです。

この3Dモデルの次の特徴に着目します。

・展示全土器を一覧できる。

・一覧的観覧から個別土器観察に至るまで、自由にモデルの拡大縮小ができる。

・個別土器写真を拡大しても画像劣化をほとんど感じない。

・その土器がどの場所に展示されていたかという一種地理空間的インデックスとなる情報があるので、学習を促進する。

3 メモ

・写真毎のキャプション作成は展示キャプション写真を見ながらの手作業になります。

・キャプションを写真に埋め込む作業はPythonを使って完全自動化できる可能性がありますが、今回はillustratorを使って半手作業、半自動化作業となりました。

画像の縮減(サイズ、解像度)はPhotoshopアクションとドロップレットで効率的に行いました。

画像のBlenderインポートは「画像を平面で」機能により、コーナー別に一括で行いました。


2022年8月15日月曜日

屋外漆喰炉実測図の3D空間配置

 3D spatial arrangement of outdoor plaster furnace measurement drawing


I am starting to create a 3D model of an outdoor plaster furnace in the late Jomon period at the Daizenno Minami Shell Mound. First, a model was created by placing the actual survey drawings in 3D space. The interest in this remains deepens even by simply arranging the actual survey map in 3D space.


大膳野南貝塚の縄文後期屋外漆喰炉の3Dモデル作成に着手しています。最初に実測図を3D空間に配置しました。3Dモデル作成以前のこの資料をみただけでも、この遺構に対する興味が深まります。同じ実測図情報でも、紙平面に印刷されたものより、3D空間に配置されたものの方がより判りやすく、理解が進み、従って新たな疑問と興味が湧きます。

1 大膳野南貝塚1号屋外漆喰炉 実測図3D空間配置モデル

大膳野南貝塚1号屋外漆喰炉 実測図3D空間配置モデル

大膳野南貝塚発掘調査報告書から引用・塗色


モデルの様子


モデルの動画

2 屋外漆喰炉基底面3Dモデルの検討


屋外漆喰炉基底面3Dモデルの試作の様子

屋外漆喰炉基底面3Dモデルを試作して検討しています。次のような問題の解決策を考えながら、試行錯誤を続けています。

・基底面は断面図情報から等高線を描くと、深い場所が2つある複雑な地形をしています。1回のBsurfaces作業では地形を生成できないので、次の方法を比較検討して成績のよいものを選ぶ必要があります。

ア 分割して作業をして、出来た2つの地形をブーリアン機能で結合する。

イ 地形の一部をプロポーショナル編集やメッシュ移動手作業で生成する。

・最初の作業では基準から-30㎝、-35㎝、-40㎝の等高線を描き作業しましたが、これではモデル造形には不足するようです。もう少し等高線を増やす必要があるようです。

・垂直水平を同じ縮尺で作業していますが、作業途中では水平に対する垂直比率を大きくして作業を容易にすることも必要かもしれません。

3 感想

「実測図から対象物の3Dモデルを作成する」という技術的問題意識から、屋外漆喰炉の3Dモデル作成作業を進めています。一方、この作業の中で、屋外漆喰炉が遺跡のどのような場所に在って、周辺にある竪穴住居はどのようになっているかなど過去に学習を深めた考古問題意識も急速に復活しています。遺跡全体や屋外漆喰炉周辺の様子もいつか説明訴求力のある3Dモデルにしてみたいと思います。