2025年3月20日木曜日

貝層区分

 Shell layer division


I decided to divide the shell layers in the study area of ​​the northern slope shell layer of the Ariyoshi Kita Shell Mound based on the three white shell layers. The same shell layer division can be seen in nearby cross sections, so spatial continuity can be confirmed in this shell layer division. Therefore, this shell layer division can be said to indicate the state of change in the development of the shell layer.


有吉北貝塚北斜面貝層の検討空間の斜面貝層における貝層区分を3層の白色貝層を軸に行うことにしました。近隣断面でも同じ貝層区分が出来ることから、この貝層区分に空間的連続性を確認できます。従ってこの貝層区分は貝層発達における変化の状況を指標していると言えます。

1 10断面における貝層区分

10断面における貝層区分(原写真は発掘調査報告書から引用、Photoshopでカラー化)


断面の位置

2 11断面における貝層区分


11断面における貝層区分(原写真は発掘調査報告書から引用、Photoshopでカラー化)

3 剥取断面における貝層区分


剥取断面における貝層区分(原写真は発掘調査報告書から引用、Photoshopでカラー化)

4 12断面における貝層区分


12断面における貝層区分(原写真は発掘調査報告書から引用、Photoshopでカラー化)

5 メモ

検討空間は10断面と11断面の間ですが、剥取断面、12断面でも同じ貝層区分S1、S2、S3を確認できます。ただし、12断面ではS1は隠れていて未確認です。

近隣断面でも同じ貝層区分が出来ることから、この貝層区分に空間的連続性を確認できます。従ってこの貝層区分は貝層発達における変化の状況を指標していると言えます。

S1、S2、S3は古→新の年代の違いと対応しています

S1とS2、S2とS3の間は狭い褐色貝層で区切られます。

S1→S2→S3の順に貝層が厚くなります。S3には貝層の中間に褐色貝層が挟まります。

S2とS3の間にはガリー流路における急激な堆積現象が発生しています。

有吉北貝塚北斜面貝層の検討空間の貝層区分を3層の白色貝層で行うことにしました。


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