3D distribution analysis of artifacts by major shell layer division
A 3D distribution analysis of artifacts by major shell layer division was performed. Approximately 80% of the artifacts were excavated from slope shell layers, and approximately 10% from channel shell layers. Extraction of artifacts by major shell layer division was performed using BlenderPython, and aggregation analysis was performed in relation to the database.
貝層大区分別遺物3D分布分析を行いました。遺物の約8割が斜面性貝層から、約1割が流路性貝層から出土しています。貝層大区分別の遺物抽出はBlenderPythonで行い、集計分析はデータベースとリレーションして行います。
1 貝層大区分別遺物3D分布分析
検討空間 貝層大区分別遺物件数 表
検討空間 貝層大区分別遺物件数 グラフ
貝層大区分別遺物出土の特徴
貝層大区分の各区分別3Dモデル空間に含まれる遺物をカウントして件数と密度を整理するとともに、3D空間における遺物分布状況を観察しました。
遺物は圧倒的に斜面性貝層で多く出土しています。密度でみると斜面性貝層に次いで流路性貝層が大きくなっています。
遺物種別件数では骨・歯が全体の70%、土器・土製品が24%で、石器・石、貝製品が続きます。骨角歯牙製品、人骨も出土しています。
崩落層の基底層、崩落層の端に遺物が出土していることから、ガリー浸食による崩落活動の最初期に遺物を含む前代貝層が崩落し、その後付近の台地構成層が崩落した可能性があります。
2 貝層大区分別遺物数のカウント方法、分析方法
Blender3Dビューポートに遺物3D分布モデル(3721CUBEの分布、CUBEは遺物コードを所持している)と貝層大区分別3Dモデル(6曲面オブジェクト分布)が配置されています。この画面で、貝層大区分のそれぞれについて、その3Dモデルに内包されるCUBEをBlenderPythonスクリプトで抽出します。抽出結果(csvファイル)をデータベースに遺物コードをキーにリレーションして、データベースで集計・分析を行います。
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