2025年5月30日金曜日

栄光の歴史 イラン

 Glorious History Iran


I have started studying the April 2025 issue of the magazine "Geography". This time, the editorial is "Glorious History and...". It summarizes the activities of the Silk Road Travelers Group, the relationship between travel in Iran and the magazine's special issue, and provides a comprehensive understanding of Iranian history. It also touches on the history of exchanges between ancient Japan and Iran.


雑誌「地理」2025.04号の学習を開始しています。今回は巻頭論説「栄光の歴史と・・・」です。シルクロード旅行家集団の皆さんのこれまでの活動総括と、イラン旅行と、雑誌特集号の関係と、イラン歴史の総括的理解が述べられています。古代日本とイランとの交流の歴史などにもふれられています。

1 巻頭論文「栄光の歴史と・・・」の要旨

今村遼平・高安克己「栄光の歴史と独自のイスラム国家建設」(雑誌「地理」2025.04)では、シルクロード旅行家集団の皆さんのこれまでの活動総括と、イラン旅行と、雑誌特集号の関係と、イラン歴史の総括的理解が述べられています。その具体的内容をこの記事で復唱しても余り意味がないので略します。

2 感想

この論説を読んで、自分が刺激を受けて、感想・思考が巻きあがった事項をメモします。

2-1 古代日本とイランとの交流の歴史

奈良正倉院にササン朝ペルシャのガラス製「白瑠璃椀」が収蔵されていますが、それと同時代の古代ガラス器をたくさん、イランのアゼルバイジャン博物館で私たちも見た、とのことです。

大いに興味が巻きあがります。

2-2 千夜一夜物語

ペルシャ文化の記述のなかで「千夜一夜物語」(アラビアンナイト)に言及しています。私は大学生の時に岩波文庫版「千夜一夜物語」(全13冊)を「読破」して自己満足したおぼえがあります。また日本とは異なる砂漠異世界を興味津々で読書体験したおぼえがあります。

「そうだったのか、千夜一夜物語の世界がイランの歴史なんだ。」

2-3 ゾロアスター教の聖地

ゾロアスターが創始した拝火教はとても興味を持っています。その聖地がイラン高原東北部にあるとのことです。シルクルード旅行家集団の皆様が持ち帰った情報を引き金にして、学習を深めることができるよにしたいです。

2-4 ローマや西欧諸国がイラン高原を越えることは一度もなかった

東西交易の財を一人占めしようとするローマや西欧諸国がイラン高原を越えることは一度もなかったとのことです。このような「地政学的観点」から中東歴史を俯瞰したことがなかったので、これからの雑誌「地理」2025.04号学習が楽しみです。

2-5 素晴らしい付図

記事に掲載されている2つの地図「イランの地勢」と「イランの主な都市と交通路」はとても秀逸です。これから学習の主要ツールにしていきたいと思います。


地図「イランの地勢」


地図「イランの主な都市と交通路」

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