2025年8月3日日曜日

土坑3Dモデリングを楽しむ 3/3

 Enjoying 3D Pit Modeling - Part 3


I'm enjoying 3D modeling the Ariyoshikita Shell Mound pit. I've completed the model, consisting of the slope and bottom, by filling in 10 holes using Boolean compositing. There are still many issues with the details, but I'll leave it for future work.


有吉北貝塚の土坑3Dモデリング作業を楽しんでいます。斜面部分と底面部分からなるモデルに10箇所の穴をブーリアン合成で埋め込んで一応の完成としました。詳細部分は問題山積ですが、今後の課題とします。

1 有吉北貝塚土坑SK657A/B/C/Dの3Dモデル

有吉北貝塚土坑SK657A/B/C/Dの3Dモデル


有吉北貝塚土坑SK657A/B/C/Dの実測図(検討図)

3DF Zephyr v8.017でアップロード


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像

2 3Dモデリング技術メモ

2-1 楽しいドタバタ その1

斜面部分と底面部分からなる3Dモデル(A)と穴3Dモデル(B)(10箇所ある)をブーリアン合成により合成しました(穴を埋め込みました)。Aが見かけは完成しているけれども、実体がオブジェクトの寄せ集めであったことに気が付かない時間が数時間あり、その時間では「ブーリアン合成ができない、できない」と大騒ぎになりました。

2-2 楽しいドタバタ その2

ブーリアン合成ができて、その3Dモデルを3DF Zephyr Liteにインポートすると、またしても面欠落が生じます。1時間ほど、青い顔になりましたが、結果として、BlenderでWabefront(.obj)ファイル出力するとき、「三角面化する」をチェックすると、出力ファイルを正常に3DF Zephyr Liteにインポートでき、問題解決しました。

要するに、上記Aがまだ完全に三角面化していなかったということを強制的に認知させられたのです。(3DF Zephyr は三角面しか表現できないを数年前にイタリアの事務局から教えてもらいました。)

この過程で、Blenderから他のファイル形式(glbなど)で出力して、3DF Zephyr Liteにインポートできることを知りました。

2-3 クリーンアップなど

Blenderでクリーンアップ→距離でマージで接近した頂点、辺をマージできることを知りました。頂点のマージも知りました。重要な基本技術です。

2-4 ブーリアンの挙動

ブーリアンの挙動について自分はまだ充分に理解していません。成功する状況を体験的に知っているだけです。理解をもっと深めることにします。

3 検討メモ

3Dモデリングにヒーヒー言っている状況であり、考古学的観点からの思考にいたる時間的余裕がありません。しかし、3Dモデリング作業のなかで、10箇所の穴が壁(斜面)に近い場所が多いことに気が付きました。穴の形状も壁(斜面)にオーバーハングしていたり、それに近い形状がほとんどです。これらの状況から、穴は地表環境から少しでも離れて、地下環境(例 地中温度など)にできるだけ近づこうとしている様子を読みとれます。地下の常温環境(常湿環境)を利用する施設だったような想像が頭をよぎります。


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