3D Observation Record Model of Katsusaka Pottery (Omatsu Site, Kashiwa City)
I created a 3D model of the observation record of Katsusaka pottery, which is currently on display at the historical exhibition "Shining! Kashiwa's Jomon All-Stars" (Kashiwa City Local History Exhibition Room). This is a rare piece of pottery, with spiral patterns and triangular compartment patterns covering half of each side. I was able to create a 3D model with minimal difficulty. I plan to analyze the GigaMesh Software Framework expansion diagram in the future.
開催中の歴史企画展「輝く!柏の縄文オールスター」(柏市郷土資料展示室)で展示されている勝坂式土器の観察記録3Dモデルを作成しました。渦巻文と三角区画文が半面ずつ占める珍しい土器です。難の少ない3Dモデルができました。GigaMesh Software Framework展開図を今後分析予定。
1 勝坂式土器(柏市大松遺跡)観察記録3Dモデル
勝坂式土器(柏市大松遺跡)観察記録3Dモデル撮影場所:歴史企画展「輝く!柏の縄文オールスター」(柏市郷土資料展示室)
撮影月日:2025年7月29日
展示の様子
3DF Zephyr v8.011 で生成 processing 207 images
3Dモデルの動画
3Dモデルの動画(カラー無効化バージョン)
3Dモデルの画像(渦巻文がメインの面)
3Dモデルの画像(渦巻文がメインの面、カラー無効化)
3Dモデルの画像(三角区画文がメインの面)
3Dモデルの画像(三角区画文がメインの面、カラー無効化)
2 GigaMesh Software Frameworkによる展開
GigaMesh Software Frameworkによる展開1
GigaMesh Software Frameworkによる展開2
GigaMesh Software Frameworkによる展開(カラー無効化)
3 資料 西川博孝著「柏市小山田・大松遺跡の縄紋中期土器-多様で華麗な紋様を楽しもう-」(2023.02.19講演会資料)抜粋
「2番目に感動したのが今回展示している大松遺跡SK096から出土した土器です。高さは道訓前と同じ62㎝で、重くて一人で持てない重量があります。上記、縄紋土器の三つの特徴で見ると、
①口縁部、体部の2帯に分かれ、最下段にも狭い区画帯がある
② 見る位置でまったく紋様が異なる二面性を持つ。一面は多数の渦巻紋様が目立つ(13 ~15個)が、その裏面は三角形を基調とした区画紋様が際立つ。
③ 個々の紋様、三角形区画は勝坂式の特徴だが、口縁部・体部とも紋様区画は不統一で、そうした構成を持つ勝坂式は西関東にはない。だが、見ていて違和感はない。
②のとおり、この土器は異なった角度から見るとまったく別の土器に見えるのです。しかし、ぐるりと回りながら見ると、渦巻が基調となる紋様から三角基調へと次第に移り変わっていることが理解できます。いわば、一つの土器で二度楽しめ、かつ二つの世界を回り灯篭のように見ることができるすぐれた作品と言えるでしょう。また、③の特徴によりこの土器を制作したのは大松遺跡の縄紋人と考えられます。袋状土坑内に完形品として立った状態で埋納されていたので、当時の縄紋人もこの土器を特別なものと見ていたに違いありません。」(webからダウンロード引用)
4 メモ
4周をガラスで覆うショーケースに展示されているので周回撮影が可能で、難の比較的少ない3Dモデルができました。
カメラ配置の様子
一部ガラス面反射がテクスチャに焼き付いてしまっています。
引用資料のとおり、この土器は1面は渦巻文がメインで、1面は三角区画文がメインという珍しい文様となっています。
別記事でGigaMesh Software Framework展開図に色をつけて塗り絵を楽しむことにします。さらに別記事で、3Dモデルそのものの色塗りにチャレンジして遊んでみることにします。
3Dモデル色塗り技術の記事 2023.01.25記事「縄文土器3Dモデルの色塗り遊び」など
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