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2025年8月28日木曜日

土偶(柏市石揚遺跡)観察記録3Dモデル

 3D Observation Record Model of a Clay Figurine (Ishiage Site, Kashiwa City)


I enjoyed creating and observing a 3D model of the observation records of a clay figurine believed to have been created in the first half of the Early Jomon period, which is currently on display at the "Shining! Kashiwa's Jomon All-Stars" historical exhibition (Kashiwa City Local History Exhibition Room). This is a rare clay figurine. It's upside down when displayed.


開催中の歴史企画展「輝く!柏の縄文オールスター」(柏市郷土資料展示室)で展示されている縄文前期前半につくられたとされる土偶の観察記録3Dモデルをつくり、観察を楽しみました。珍しく希少な土偶です。展示では天地逆になっています。

1 土偶(柏市石揚遺跡)観察記録3Dモデル

土偶(柏市石揚遺跡)観察記録3Dモデル

撮影場所:歴史企画展「輝く!柏の縄文オールスター」(柏市郷土資料展示室)

撮影月日:2025年7月29日


展示の様子

3DF Zephyr v8.017 で生成 processing 59 images


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像

2 展示説明

「市内最古の土偶 -石揚遺跡-

石揚(いしあげ)遺跡は、手賀沼を北に臨む標高20~22メートルの平坦な台地上に位置します。石揚遺跡では、市内で最も古い縄文前期の土偶(どぐう)が見つかっています。

千葉県内で土偶が作られ始めるのは縄文時代早期からで、前期前半に作られたと考えられるこの土偶は、初期の土偶として特に珍しく希少なものです。

三角形の粘土板に少し手を加えた程度ですが、顔や体を表す文様が描かれ、乳房らしき突起が2箇所つけられています。」

3 観察メモ


観察メモ

大きな口を開けて歌を歌っている土偶であると想像しました。

これまでに観察記録3Dモデルを作成したことのある大きな口を開けた土偶の例として、時代は異なりますが、次のようものがあります。いずれも歌を歌っているのかもしれません。


土偶(箕輪町丸山遺跡)中期


土偶(市原市根田祇園原貝塚)晩期


土偶(市原市根田祇園原貝塚)晩期


2025年8月26日火曜日

鳥形把手(柏市寺下前遺跡)観察記録3Dモデル

 3D Observation Record Model of a Bird-Shaped Handle (Terashitamae Site, Kashiwa City)


I enjoyed creating a 3D model of the observation record of a bird-shaped handle, which is on display at the ongoing historical special exhibition "Shining! Kashiwa's Jomon All-Stars" (Kashiwa City Local History Exhibition Room). I was intrigued by the realistic bird-like feel of the beak and eyes.


開催中の歴史企画展「輝く!柏の縄文オールスター」(柏市郷土資料展示室)で展示されている鳥形把手の観察記録3Dモデルを作成して楽しみました。嘴と目から鳥のリアル感を受けたので興味を持ちました。

1 鳥形把手(柏市寺下前遺跡)観察記録3Dモデル

鳥形把手(柏市寺下前遺跡)観察記録3Dモデル

撮影場所:歴史企画展「輝く!柏の縄文オールスター」(柏市郷土資料展示室)

撮影月日:2025年7月29日


展示の様子

3DF Zephyr v8.017 で生成 processing 72 images


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像

2 3Dモデルのオルソ投影画像


前から


左から


右から


カメラ配置

3 メモ

これまで見たことのある鳥形把手とくらべて、嘴と目から鳥のリアル感を受けたので興味を持ちました。


2025年8月20日水曜日

焼町式土器(柏市大松遺跡)のGigaMesh Software Framework展開

 GigaMesh Software Framework Deployment of Yakemachi Pottery (Omatsu Site, Kashiwa City)


I created an unfolded image using the GigaMesh Software Framework from the 3D model of the observation records of Yakemachi Pottery (Omatsu Site, Kashiwa City). Since there is information that two human figures are depicted, I added my own interpretation of the human figures to the unfolded image.


焼町式土器(柏市大松遺跡)観察記録3DモデルからGigaMesh Software Frameworkで展開画像を作成しました。人体文が2つ表現されているとの情報があるので、展開画像に人体文の自分の想定を描き込んでみました。

1 焼町式土器(柏市大松遺跡)観察記録3Dモデル


焼町式土器(柏市大松遺跡)観察記録3Dモデル画像

2025.08.19記事「焼町式土器(柏市大松遺跡)観察記録3Dモデル

2 GigaMesh Software Frameworkによる展開画像


GigaMesh Software Frameworkによる展開画像(カラー)


GigaMesh Software Frameworkによる展開画像(ソリッド)

3 人体文の想定


人体文の想定

西川博孝著「柏市小山田・大松遺跡の縄紋中期土器-多様で華麗な紋様を楽しもう-」(2023.02.19講演会資料)に掲載されている次の別土器人体文想定図を参考に、自分の想定を楽しみ、その結果を画像にかきこんだものです。

手を大きく広げた人(女性?)とその人と手を結んでいる人(男性?)が踊っている様子の表現でしょうか。


西川博孝著「柏市小山田・大松遺跡の縄紋中期土器-多様で華麗な紋様を楽しもう-」(2023.02.19講演会資料)掲載資料


2025年8月19日火曜日

焼町式土器(柏市大松遺跡)観察記録3Dモデル

 3D Observation Record Model of Yakemachi Pottery (Omatsu Site, Kashiwa City)


I created a 3D model of the observation record of Yakemachi pottery (more precisely, pottery that appears to have been made in Kashiwa City, Chiba Prefecture, in imitation of Yakemachi pottery), which is currently on display at the historical special exhibition "Shining! Kashiwa's Jomon All-Stars" (Kashiwa City Local History Exhibition Room). For someone accustomed to seeing Chiba Jomon pottery, the pottery's patterns seem exotic. I plan to create a GigaMesh Software Framework unfolded diagram in the future.


開催中の歴史企画展「輝く!柏の縄文オールスター」(柏市郷土資料展示室)で展示されている焼町式土器(正確には焼町式土器を模して千葉県柏市でつくられたらしい土器)の観察記録3Dモデルを作成しました。千葉縄文土器を見慣れた自分にはエキゾチックな文様の土器です。GSF展開図を今後作成予定。

1 焼町式土器(柏市大松遺跡)観察記録3Dモデル

焼町式土器(柏市大松遺跡)観察記録3Dモデル

撮影場所:歴史企画展「輝く!柏の縄文オールスター」(柏市郷土資料展示室)

撮影月日:2025年7月29日


展示の様子

3DF Zephyr v8.017 で生成 processing 200 images


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像

2 資料 西川博孝著「柏市小山田・大松遺跡の縄紋中期土器-多様で華麗な紋様を楽しもう-」(2023.02.19講演会資料)抜粋

「もう一つの逸品は、図6のやはり大松遺跡のSK226から出土した土器です。上記、縄紋土器の三つの特徴をあげると、以下の点が指摘されます。

①紋様は口縁部と体部の2帯となる。口縁突起がカタツムリ状の特異な形をしている。  

② 口縁部は主紋様として斜行するヘアピン状の隆線紋様がおそらく6単位で繰り返される。体部は道訓前遺跡のような4単位の人体紋がある

③隆線と沈線による紋様が隙間無く施されている ①のカタツムリ状の突起は同じ時期の新潟県の在地土器に付く特徴的な突起で、関東地方では他に1例があるだけです。また、口縁部の主紋様である斜行するヘアピン状の隆線紋様は富山県や石川県の中期中葉に特徴的な独特の紋様で、他地域にはこうした斜行紋様はほとんどありません。さらに、器肌の色は黄色味を帯びていてこの地方の土器とよく似ています。しかし、隆線は細くて北陸の豪快な斜行隆線とは違っていますし、小さな円環が多数付くのは道訓前の土器と共通した特徴です。また、体部の人体紋は道訓前と同じ2種類が認められよく似ていますが、腕の表現が不完全です。このように、大松遺跡SK096の土器は千葉県では類を見ない異色の土器ですが、異なった地域の紋様が混合していてどこで制作されたのか理解に苦しみます。ただ、この土器の制作者は複数の地域の紋様をほぼ正確に理解していて、器肌の色までも再現しており、それらの土器を実際に見ていたのではないでしょうか。」

(webからダウンロード引用)

3 メモ

今後GigaMesh Software Frameworkによる展開図を作成する予定です。


カメラ配置

2025年8月17日日曜日

技術資料 勝坂式土器(柏市大松遺跡)(半裁)の渦巻文と三叉文の分布3Dモデル

 Technical Data: 3D Model of the Distribution of Spiral and Trident Patterns on Katsusaka-style Pottery (Omatsu Site, Kashiwa City) (Half-section)


I had fun creating a 3D model that simulates the distribution of spiral and trident patterns on Katsusaka-style pottery (Omatsu Site, Kashiwa City) (Half-section). I previously attempted the same thing with the wild boar line engraving on Kasori EIV-style pottery.


勝坂式土器(柏市大松遺跡)(半裁)の渦巻文と三叉文の分布だけを疑似的に抽出した3Dモデルを作成して楽しみました。以前同じ試みをイノシシ線刻画加曽利EⅣ式土器でしたことがあります。

1 勝坂式土器(柏市大松遺跡)(半裁)の渦巻文と三叉文の分布3Dモデル

勝坂式土器(柏市大松遺跡)(半裁)の渦巻文と三叉文の分布3Dモデル


3Dモデルのテクスチャ画像

3DF Zephyr v8.017でアップロード


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像

2 参考 イノシシ線刻画3Dモデル

イノシシ線刻画3Dモデル


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像

2023.02.11記事「イノシシ線刻画がある加曽利EⅣ式深鉢(市川市権現原貝塚) 観察記録3Dモデル v2

3 感想

この記事は下記記事の続きです。

2025.08.16記事「技術資料 フォトグラメトリ生成3Dモデルのテクスチャを画像編集ソフトで直接編集可能にする方法

フォトグラメトリ生成3Dモデルのテクスチャを画像編集ソフトで直接編集可能にすると、分析や表現の可能性が大きく広がる一端をこの記事で確認しました。


2025年8月11日月曜日

勝坂式土器(柏市大松遺跡)文様の観察

 Observing the Patterns of Katsusaka Pottery (Omatsu Site, Kashiwa City)


The Katsusaka pottery (Omatsu Site, Kashiwa City), on display at the special exhibition "Shining! Kashiwa's Jomon All-Stars" (Kashiwa City Local History Exhibition Room), features two distinct patterns. I observed the patterns on this pottery by comparing the GigaMesh Software Framework unfolded diagram with a 3D model.


企画展「輝く!柏の縄文オールスター」(柏市郷土資料展示室)で展示されている勝坂式土器(柏市大松遺跡)は2つの趣の違う文様を共存させて所持しています。この土器の文様をGigaMesh Software Framework展開図と3Dモデルを照らし合わせて観察しました。

1 勝坂式土器(柏市大松遺跡)展示の様子


勝坂式土器(柏市大松遺跡)展示の様子

観察記録3Dモデルを作成してGigaMesh Software Framework展開図を作成しました。

2025.08.10記事「勝坂式土器(柏市大松遺跡)観察記録3Dモデル


GigaMesh Software Framework展開図

2 GigaMesh Software Framework展開図による観察


GigaMesh Software Framework展開図による観察

三角区画文優勢範囲と渦巻文優勢範囲を図示しました。それぞれの文様優勢範囲の特徴が際立っていると感じた部分の色を濃くしました。

三角区画文優勢範囲には粘土紐のジグザグ配置による文様がありますが、これは渦巻文優勢範囲にはありません。

渦巻文優勢範囲には粘土紐表面を細かく刻む装飾があります。この装飾は三角区画文優勢範囲にはありません。また土器文様最下段の区画文をみると、渦巻文優勢範囲の直下だけに刻みがみられます。


三角区画文優勢範囲の装飾


渦巻文優勢範囲の装飾

3 感想

・土器の2つの半面にそれぞれ異なる趣の文様を、意図して、造形していることを確認できます。

・しかし、三角区画文と渦巻文はそれぞれの半面で使われています。三角区画文優勢かそれとも渦巻文優勢かという違いは程度の違いであるように感じます。

・縄文人社会の何らかの2つの集団の共存関係を表現したものかもしれません。例えば三角区画文はA集団をイメージしていて、渦巻文はB集団をイメージしていて、A集団とB集団の共存共和の象徴としてこの土器を作成したのかもしれません。より具体的にはA家とB家の婚姻関係成立を寿ぐツールだったのかもしれません。

・土器製作縄文人の心境は、文様の新しい組み合わせと装飾に関する創作意欲、創造意欲にあふれていたと想像します。


2025年8月10日日曜日

勝坂式土器(柏市大松遺跡)観察記録3Dモデル

 3D Observation Record Model of Katsusaka Pottery (Omatsu Site, Kashiwa City)


I created a 3D model of the observation record of Katsusaka pottery, which is currently on display at the historical exhibition "Shining! Kashiwa's Jomon All-Stars" (Kashiwa City Local History Exhibition Room). This is a rare piece of pottery, with spiral patterns and triangular compartment patterns covering half of each side. I was able to create a 3D model with minimal difficulty. I plan to analyze the GigaMesh Software Framework expansion diagram in the future.


開催中の歴史企画展「輝く!柏の縄文オールスター」(柏市郷土資料展示室)で展示されている勝坂式土器の観察記録3Dモデルを作成しました。渦巻文と三角区画文が半面ずつ占める珍しい土器です。難の少ない3Dモデルができました。GigaMesh Software Framework展開図を今後分析予定。

1 勝坂式土器(柏市大松遺跡)観察記録3Dモデル

勝坂式土器(柏市大松遺跡)観察記録3Dモデル

撮影場所:歴史企画展「輝く!柏の縄文オールスター」(柏市郷土資料展示室)

撮影月日:2025年7月29日


展示の様子

3DF Zephyr v8.011 で生成 processing 207 images


3Dモデルの動画


3Dモデルの動画(カラー無効化バージョン)


3Dモデルの画像(渦巻文がメインの面)


3Dモデルの画像(渦巻文がメインの面、カラー無効化)


3Dモデルの画像(三角区画文がメインの面)


3Dモデルの画像(三角区画文がメインの面、カラー無効化)

2 GigaMesh Software Frameworkによる展開


GigaMesh Software Frameworkによる展開1


GigaMesh Software Frameworkによる展開2


GigaMesh Software Frameworkによる展開(カラー無効化)

3 資料 西川博孝著「柏市小山田・大松遺跡の縄紋中期土器-多様で華麗な紋様を楽しもう-」(2023.02.19講演会資料)抜粋

「2番目に感動したのが今回展示している大松遺跡SK096から出土した土器です。高さは道訓前と同じ62㎝で、重くて一人で持てない重量があります。上記、縄紋土器の三つの特徴で見ると、

  ①口縁部、体部の2帯に分かれ、最下段にも狭い区画帯がある

  ② 見る位置でまったく紋様が異なる二面性を持つ。一面は多数の渦巻紋様が目立つ(13 ~15個)が、その裏面は三角形を基調とした区画紋様が際立つ。

  ③ 個々の紋様、三角形区画は勝坂式の特徴だが、口縁部・体部とも紋様区画は不統一で、そうした構成を持つ勝坂式は西関東にはない。だが、見ていて違和感はない。 

 ②のとおり、この土器は異なった角度から見るとまったく別の土器に見えるのです。しかし、ぐるりと回りながら見ると、渦巻が基調となる紋様から三角基調へと次第に移り変わっていることが理解できます。いわば、一つの土器で二度楽しめ、かつ二つの世界を回り灯篭のように見ることができるすぐれた作品と言えるでしょう。また、③の特徴によりこの土器を制作したのは大松遺跡の縄紋人と考えられます。袋状土坑内に完形品として立った状態で埋納されていたので、当時の縄紋人もこの土器を特別なものと見ていたに違いありません。」(webからダウンロード引用)

4 メモ

4周をガラスで覆うショーケースに展示されているので周回撮影が可能で、難の比較的少ない3Dモデルができました。


カメラ配置の様子

一部ガラス面反射がテクスチャに焼き付いてしまっています。

引用資料のとおり、この土器は1面は渦巻文がメインで、1面は三角区画文がメインという珍しい文様となっています。

別記事でGigaMesh Software Framework展開図に色をつけて塗り絵を楽しむことにします。さらに別記事で、3Dモデルそのものの色塗りにチャレンジして遊んでみることにします。

3Dモデル色塗り技術の記事 2023.01.25記事「縄文土器3Dモデルの色塗り遊び」など




2025年8月8日金曜日

加曽利EⅡ式土器(柏市出山遺跡)観察記録3Dモデル

 3D Model of Observation Records of Kasori EⅡ Pottery (Deyama Site, Kashiwa City)


I created a 3D model of the observation records of the large Kasori EⅡ pottery currently on display at the "Shining! Kashiwa's Jomon All-Stars" historical exhibition (Kashiwa City Local History Exhibition Room). Because there were no obstructions, the 3D model was relatively easy to create.The GigaMesh Software Framework also allowed for complete internal development.


開催中の歴史企画展「輝く!柏の縄文オールスター」(柏市郷土資料展示室)で展示されている巨大な加曽利EⅡ式土器の観察記録3Dモデルを作成しました。遮るものがないので難の少ない3Dモデルができました。GigaMesh Software Frameworkでは内面も完全に展開できました。

1 加曽利EⅡ式土器(柏市出山遺跡)観察記録3Dモデル

加曽利EⅡ式土器(柏市出山遺跡)観察記録3Dモデル

撮影場所:歴史企画展「輝く!柏の縄文オールスター」(柏市郷土資料展示室)

撮影月日:2025年7月29日


展示の様子

3DF Zephyr v8.011 で生成 processing 323 images


3Dモデルの動画


3Dモデルの画像


3Dモデルの画像(内面 上から)

2 GigaMesh Software Frameworkによる展開


GigaMesh Software Frameworkによる展開


GigaMesh Software Frameworkによる展開(内面)


GigaMesh Software Frameworkによる展開(Non-Photorealistic Rendering)

3 メモ

遮るものがない展示なので、難の少ない3Dモデルができました。

底部が欠損しています。(廃用段階で意図して底部を壊したものと想像します。※)


カメラ配置の様子

4 超空想

縄文女性が亡くなると、その女性が使っていた(所有していた)土器を全て廃用にする。土器自体がこの世で再利用されないように破壊する。底部を壊せば容器としての再利用は出来なくなるから、確実な破壊行為である。この世での物質としての土器を確実に破壊することで、亡くなった女性は土器(の魂)を安心してあの世に持っていける。あの世で女性はいつも使っていた土器で調理して幸福に暮らせる。