花見川流域の小崖地形 その44
花島小崖(花島断層)の検討を一通り終えましたので、柏井小崖(柏井断層)の検討に移ります。
柏井小崖(柏井断層)の検討は次のA~Fの検討区を設定して、検討します。
それぞれの検討区の検討の視点は次のように考えています。
柏井小崖検討の視点(2013.10.23)
基図は地形段彩図
検討区の位置を知るために、検討区を標準地図にプロットしました。
検討区の位置
基図は標準地図(電子国土ポータルによる)
具体的検討はC→F、B、Aの順番で次の記事から始めます。
なお、花島小崖は戦前期の地理学術論文に1度だけ表れたことがありますが、柏井小崖はこれまで誰からも興味対象として扱われたことが無かったものです。それだけに本当に小崖(断層)があるのかという根本次元から興味が出発します。
花島小崖(花島断層)、犢橋小崖(犢橋断層)(追って検討予定)と柏井小崖(柏井断層)の関係を概観すると、横ずれという視点でみると、次のようなイメージを持つことができます。その横ずれの移動量は130m~150m程度です。
このようなイメージの確からしさを、柏井小崖(柏井断層)の検討を通じて明らかにしていきます。
地殻ブロックの水平移動方向のイメージ
また、縦ずれという観点から見ると、次のようなイメージを持つことができます。
このイメージの確からしさについても、柏井小崖(柏井断層)の検討を通じて明らかにしていきます。
地殻ブロックの垂直移動方向のイメージ
つづく
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