2019年9月9日月曜日

下総歴史民俗資料館観覧

縄文土器学習 257

成田市下総歴史民俗資料館を観覧しました。歴史宝庫の都市である成田市だけに展示物の質・量の凄さに感動しました。

成田市下総歴史民俗資料館 見学のしおり

縄文土器は1箇所の露天(?)展示と3か所のショーケース展示に分かれ多数に及びます。ご担当の方の説明では、つい数時間前まではより多数の土器が展示されていたけれども、某博物館企画展のために貸出搬出が終わったばかりだとのことでした。歯が欠けたような部分もありますが、自分にとってはそれが殆ど気にならないような豊富な学習対象展示の空間でした。
縄文土器以外にも石枕、動物埴輪、・・・ガラス製絵馬、・・・などなど自分にとって危険展示物(※)ばかりで、そちらに対する興味を自制するのにエネルギーを使いました。
今はレプリカ展示になっていますがムササビ埴輪が展示されていて、最近まで印幡郡市文化財センターの企画展「印旛のはにわ」で展示され、現在は福島の方の博物館に出稼ぎにでているとのことでした。
※危険展示物・・・その展示物にたいする興味が嵩じて、縄文土器学習を時間的に圧迫する可能性のある展示物。とても素晴らしい、魅力的な展示物にたいする自分語です。

縄文土器は興味のあるものばかりですが、大きな田戸下層式尖底深鉢2点は自分は初めての観察となりそれだけでも満足できました。

土器展示の様子

土器展示の様子

また以前から気になっていた縄文時代前期デスマスク(レプリカ)展示も大いに好奇心を刺激されました。なにかの本で、ミイラの口が開かないように上下の唇を縫合するという状況が表現されているデスマスクが存在していると読んだことがありますが、このデスマスクの唇も出っ張っていて、興味がわきます。

デスマスク(レプリカ)展示

デスマスクがデザインされた図書表紙

撮影した写真をもとに各土器の3Dモデルを作成して学習を深めることにします。


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