2021年4月21日水曜日

加曽利貝塚博物館ミニ企画展示「青森県三内丸山遺跡の縄文土器」観覧

 縄文土器学習 585

加曽利貝塚博物館で令和3年5月9日までの限定で「ミニ企画展示 千葉市教育委員会収蔵品展 青森県三内丸山遺跡の縄文土器」と「特別史跡加曽利貝塚 令和2年度発掘調査速報展」が同時開催されています。遅ればせながら本日(2021.04.21)最初の観覧をしました。本日は三内丸山遺跡土器をメインに観覧しました。なお、常設展にあらたに「加曽利貝塚から出土した様々な土器」コーナーが2ケース分展示されていました。


速報展&ミニ企画展の案内看板

1 「ミニ企画展示 千葉市教育委員会収蔵品展 青森県三内丸山遺跡の縄文土器」


「ミニ企画展示 千葉市教育委員会収蔵品展 青森県三内丸山遺跡の縄文土器」の全景

三内丸山遺跡出土円筒土器16点と図解説明パネルが展示されています。三内丸山遺跡出土土器の実見は初めてなので学習参考になります。


円筒下層b式深鉢

観察記録3Dモデル作成用の撮影を行いました。

2 「特別史跡加曽利貝塚 令和2年度発掘調査速報展」


「特別史跡加曽利貝塚 令和2年度発掘調査速報展」の様子(一部)

近々再度訪問して詳しく観覧することにします。

3 「加曽利貝塚から出土した様々な土器」コーナ


「加曽利貝塚から出土した様々な土器」コーナ全景


曽利Ⅱ式深鉢


入り口展示全景

学習参考資料とするために観察記録3Dモデル作成用撮影をしました。

4 感想

・千葉市教育委員会がなぜ青森県三内丸山遺跡出土土器を収蔵しているのか、その理由をいつか誰かに聞いてみたいと思います。

・三内丸山遺跡出土土器について、図解説明パネルと現品を対照すると土器文様施文の特徴がよく理解できました。その特徴の規模は縄文圧痕などは1~2㎜程度のものが多く、肉眼では十分に判別理解できます。しかし撮影写真でそれがどこまで再現できるのか、あるいは今日の記憶が薄れた時、写真から施文特徴を読み取ることが出来るのか、少し気にかかりました。観察記録3Dモデルの出来が楽しみです。

・通常の観察記録3Dモデル作成だけでなく、顕微鏡観察のような意味での(土器一部についての)高精細で超拡大した3Dモデル作成も有りうると考えました。



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