縄文土器学習 581
加曽利EⅡ式土器の学習を始めました。この記事では加曽利貝塚博物館R2企画展「あれもE…」で展示された加曽利EⅡ式土器(No.68)を3Dモデルで観察します。
1 加曽利EⅡ式深鉢(No.68)(鎌ヶ谷市大堀込遺跡) 観察記録3Dモデル
加曽利EⅡ式深鉢(No.68)(鎌ヶ谷市大堀込遺跡) 観察記録3Dモデル撮影場所:加曽利貝塚博物館令和2年度企画展「あれもEこれもE -加曽利E式土器 北西部地域編-」
撮影月日:2021.02.09
ガラス面越し撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v5.019 processing 53 images
展示の様子
3Dモデルの動画
2 GigaMesh Software Frameworkによる展開
GigaMesh Software Frameworkによる展開
3 メモ
胴部を観察すると3本1組の沈線が直と蛇行で交互に垂下しています。そこに磨消はありません。
垂下沈線の観察
従ってこの加曽利EⅡ式土器は有吉北貝塚発掘調査報告書の分類での第9群土器に該当します。埼玉編年(1982)でのⅪ期土器になり、詳細にはⅪ期1群土器B類(口縁部文様帯が楕円区画と渦巻文で構成されるもの。胴部懸垂文は、隆帯や沈線が使用される。)に該当するものと考えます。
参考 有吉北貝塚中期土器分類
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