2021年5月8日土曜日

円筒下層b式深鉢(青森市三内丸山遺跡)4点 観察記録3Dモデル

 縄文土器学習 594

加曽利貝塚博物館で開催中のミニ企画展示「千葉市教育委員会収蔵品展 青森県三内丸山遺跡の縄文土器」で展示されている縄文土器の観察記録3Dモデルをつくり楽しみました。

1 円筒下層b式深鉢(青森市三内丸山遺跡)4点 観察記録3Dモデル

円筒下層b式深鉢(青森市三内丸山遺跡)4点 観察記録3Dモデル

撮影場所:加曽利貝塚博物館ミニ企画展示「千葉市教育委員会収蔵品展 青森県三内丸山遺跡の縄文土器」

撮影月日:2021.04.21

ガラス面越し撮影

3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v5.019 processing74 images


展示の様子


説明パネル

千葉市教育委員会で三内丸山遺跡出土縄文土器を収蔵しているということは加曽利貝塚と三内丸山遺跡の関係者の間で交流があるということでしょうか。


ミニ企画展示の案内板


観察記録3Dモデルの動画

2 感想

特別史跡に指定された加曽利貝塚そのものの意義や価値を深めるためには加曽利貝塚以外の遺跡や遺物との比較や対照考察が必要であるという趣旨で開催されたと想像します。自分も自分の学習視野を広げることが大切であると考えながら初めてみる円筒下層式土器を楽しみました。


2021年5月7日金曜日

有吉北貝塚北斜面貝層の概要

 縄文土器学習 593

有吉北貝塚出土縄文土器学習の一環で北斜面貝層出土加曽利EⅡ式土器学習をするのですが、その前に北斜面貝層自体の概要を整理し、それにより学習の視点を確認することにします。

1 北斜面貝層の基底地形


北斜面貝層の地形

発掘調査報告書から引用


北斜面貝層地形のQGISプロット


北斜面貝層地形図面の3Dモデル表現

垂直倍率 ×3.0

北斜面貝層はガリー浸食と想定できる凹地形を埋めて堆積しています。また基底面付近は11群の大型土器が一括廃棄されていて、その活動の意義解明は興味深いテーマとなっています。

この学習では北斜面貝層が堆積している地形と貝層分布等を発掘調査報告書掲載断面図等から3Dモデルとして復元する試みにチャレンジし、北斜面貝層形成活動の趣旨解明につなげることにします。


発掘状況

「千葉県の歴史 資料編 考古1(旧石器・縄文時代)」から引用

2 貝層下部の土器分布に関する分析

発掘調査報告書では貝層下部の一部について土器分布図が作成されています。


貝層下部の土器分布図(2021.05.25訂正版に差し替え)


上記分布図の位置図

土器分類別に塗色 発掘調査報告書から引用

貝層下部の土器分布図を分析して、どのような活動によりこのような土器堆積が生じたのか考察することにします。

3 土器の型式学習

北斜面貝層出土土器は竪穴住居や土坑とは異なり土器群別に詳しく記述されていますので、格好の土器型式学習対象となります。


北斜面貝層出土土器の整理

4 北斜面貝層の土器学習手順

次の手順で学習を行うことにします。

ア 土器型式学習

イ 貝層基底地形・貝層の3Dモデル作成チャレンジ

ウ 基底面付近大型土器片分布分析とそれをもたらした活動に関する考察

次の記事から北斜面貝層出土加曽利EⅡ式土器学習を行います。


2021年5月6日木曜日

有吉北貝塚出土加曽利EⅡ式土器の学習 土坑編

 縄文土器学習 592

有吉北貝塚出土加曽利EⅡ式土器の学習をしています。竪穴住居出土土器につづき、この記事では土坑出土土器を紙上観察します。

1 キャリパー形土器

1-1 第9群土器の例


sk446-468


sk534-577


sk811-1

いずれも口縁部と胴部の2段構成でsk446-468とsk534-577の胴部垂下文には磨消がありません。sk811-1の胴部垂下文には狭い胴部磨消が付いていて、発掘調査報告書ではこれを「磨消文の萌芽期」として捉え、10群に近い9群土器としています。

1-2 第10群土器の例


sk340-1


sk340-2


sk483-3


sk512-5

sk340-1、sk340-2、sk483-3は口縁部がよく巻いた渦巻文と区画文から構成され、胴部垂下文に磨消が付いている例です。sk512-5は口縁部が三角区画文で構成され、胴部垂下文に磨消が付いている例です。

1-3 第11群土器の例


sk77-1


sk238b-3


sk239a-189


sk239a-191


sk270-1


sk270-2

sk238b-3、sk239a-189、sk270-1、sk270-2は口縁部文様帯が退化した渦巻文と区画文から構成され、胴部に磨消懸垂文が付いています。

sk77-1、sk239a-191は口縁部文様帯が渦巻文から変化した円文と楕円区画文から構成され、胴部に磨消懸垂文が付いています。

2 口縁部文様帯のない土器

2-1 第10群土器の例


sk327-7


sk548-1

2-2 第11群土器の例


sk421-460


sk450-2

sk327-7とsk548-1が第10群土器であり、sk421-460とsk450-2が第11群土器とした決め手が何であるか、判るようでありながら判然としません。

3 連弧文土器


sk185-8

第11群土器とされる連弧文土器で連弧文が水平になっています。脚部が3足になっています。

4 感想

過去の加曽利貝塚博物館企画展「あれもE…」で展示された土器もいくつかあり、自分にとって土器分類が比較的わかりやすくなっています。

竪穴住居出土加曽利EⅡ式土器は典型例を揃えるのが困難でしたが、土坑出土加曽利EⅡ式土器は典型事例を揃えるのが容易です。その理由として、土坑では完形やそれに近い大型土器片が意図的に埋納された事例があるからだと想像します。特に第10群と第11群でその傾向が顕著ですから、集落最終段階で土坑がより積極的に祭祀を伴う用途で使われ、その時に完形やそれに近い大型土器片が埋納あるい残存したのかもしれません。今後で行う土坑学習の項で学習を深めることにします。


2021年5月5日水曜日

有吉北貝塚出土加曽利EⅡ式土器の学習 竪穴住居編

 縄文土器学習 591

有吉北貝塚出土加曽利EⅡ式土器の学習を始めます。まず出土土器を遺構別に紙上観察します。この記事では発掘調査報告書の竪穴住居記述に掲載されていると加曽利EⅡ式土器の主なものをFileMakerでカードにして眺めてみました。

1 有吉北貝塚土器分類


有吉北貝塚土器分類

有吉北貝塚では埼玉編年(1982)に準拠して加曽利EⅡ式土器を第9群、第10群、第11群に分類しています。

第9群…(キャリパー形土器において頸部無文帯が消滅した以後)磨消懸垂文成立以前、口縁部文様帯と胴部文様帯の2段構成、胴部文様帯は縄文+懸垂文。

第10群…磨消懸垂文成立、口縁部文様帯の渦巻文が整然とよく巻かれる。

第11群…磨消懸垂文、口縁部文様帯の渦巻文が簡略化・区画文化、懸垂文の幅拡大。

2 第9群土器例 竪穴住居出土


sb65-1

口縁部文様帯と胴部文様帯の2段構成で懸垂文に磨消がみられません。渦がよく巻いています。


sb97-1

口縁部文様帯と胴部文様帯の2段構成で懸垂文に磨消がみられません。渦がよく巻いています。


sb246-2

口縁部には沈線の波動が巡るようです。垂下文には磨消がみられません。

3 第10群土器例 竪穴住居出土


sb19-1

口縁部文様帯と胴部文様帯の2段構成になっていて、胴部文様帯には唐草文が描かれています。発掘調査報告書では大木8b式の強い影響を受けているとしており、この土器には磨消はないようですが、同時に出土した土器には磨消を持つものが多いことからsb19住居は10群土器の時期に比定されています。


sb52-2

口縁部と胴部が分かれ、磨消垂下文があります。

(竪穴住居出土土器に関して発掘調査報告書で第10群としているもので、典型的にその形状や文様が判るものはないようです。)

4 第11群土器例 竪穴住居出土


sb13-2

渦巻が退化していて、磨消があります。


sb47-1

渦巻が退化して、内部に縄文が施文されています。磨消垂下文の幅が広がっています。


sb49-2

磨消垂下文の幅が広がっています。


sb73-1

渦巻が消失しています。


sb117-3

炉体に使われた連弧文土器です。この土器をもってsb117住居を11群土器の時期に比定しています。

5 感想

・9群土器の例はそれが9群土器であるとよくわかります。

・大木式土器の知識が虚弱のため、sb19-1土器が大木8b式の影響であるという記述を実感できないのは残念です。この土器が大木8b式としても、それが即10群土器に対応するとはいえないと思いますから、この土器を指標に竪穴住居時期を比定することに疑問が生まれます。

・sb52-2土器が10群土器であるという判断は、口縁部の様子がよくわからないので、自信をもって受け止めることができません。

・11群土器の例は連弧文土器を除くと、それが11群土器であるとよく理解できます。

・sb117-3(連弧文土器)が11群土器であるという判断の基準が不明です。発掘調査報告書では他の場所で、連弧文土器の時期比定は困難であると記述していますが、この土器は11群土器に比定されています。連弧文土器の盛期は10群土器の時期です。

・個別土器分類の実際は発掘調査報告書に記述しきれないような詳細情報・特殊情報(出来不出来・丁寧さ、共伴土器との関連、典型との類似性…)も踏まえ総合的に行われいると推察します。

・引き続き、土坑、北斜面貝層出土加曽利EⅡ式土器について紙上観察を行います。


2021年5月4日火曜日

0.1m刻み干渉色でみる加曽利貝塚地形

 縄文社会消長分析学習 90

Facebookやまだこーじさんが「0.1m刻みの干渉色標高図」作成技術を情報発信・公開されました。興味のある技術なので早速試してみました。微地形に興味のある者にとっては驚異の技術です。Facebookやまだこーじさんに感謝・感謝です。

1 0.1m刻み干渉色3Dモデルで見る加曽利貝塚現在地形

0.1m刻み干渉色3Dモデルで見る加曽利貝塚現在地形

0.1m刻み干渉色画面はFacebookやまだこーじ氏提供技術により作成

3Dモデルは地理院地図3Dモデル機能で作成

垂直倍率:×9.9


テクスチャ画像


加曽利貝塚付近の空中写真


3Dモデルの動画

2 感想

加曽利貝塚は中期頃の北貝塚と後期頃の南貝塚から構成され、全体で「8」の字状を成す大規模縄文貝塚です。その地形(現在地形)が手に取るように判ります。小刻み干渉色標高図は微地形理解・学習の重要ツールになります。遺跡学習でこの技術を活用していくことにします。

Facebookやまだこーじさんの惜しみない情報発信・提供に感動し、感謝します。

2021年5月2日日曜日

埼玉編年の加曽利EⅡ式土器詳細分類

 縄文土器学習 590

埼玉編年(1982)の加曽利EⅡ式土器分土器群詳細分類を自分なりに要約して理解しました。同時に加曽利貝塚博物館R2年度企画展「あれもE…」展示加曽利EⅡ式土器3Dモデルを対応させてみました。

1 埼玉編年加曽利EⅡ式分の概要


埼玉編年土器群分類と有吉北貝塚土器群分類の対応(加曽利EⅡ式期)

埼玉編年では土器群を次の7群に大別し、さらに詳細に区分しています。

1群土器…口縁部文様帯を持つキャリパー系土器群

2群土器…他系統の影響を受けて成立した独自な土器群

3群土器…連弧文土器

4群土器…曽利式系統土器群(籠目文土器、重弧文土器)

5群土器…口縁部文様帯喪失土器(曽利Ⅳ式系統土器群)

6群土器…浅鉢類一括

7群土器…その他器形土器群一括

2 1群土器詳細分類の理解


1群土器詳細分類の理解

1群土器を次の10類型として理解しました。(なお、加曽利貝塚博物館R2年度企画展「あれもE…」に展示された加曽利EⅡ式土器で3Dモデルを作成したもので該当するものがある類型に●を付しました。以下同様)

ア 口縁部文様帯・頸部無文帯 ●●●

イ 楕円区画・渦巻文 ●●

ウ 渦巻文が主導的 ●

エ 楕円区画文

オ 三角形区画文

カ 地文に条線

キ 交差点状区画

ク 渦巻文弧状連結

ケ 口縁部文様帯・頸部無文帯・胴部連弧文

コ 連弧状モチーフ

3 2群土器詳細分類の理解


2群土器詳細分類の理解

2群土器を次の6類型として理解しました。

ア 器形連弧文土器・連弧文無し

イ 口縁部開き無文帯・胴部懸垂文

ウ 渦巻文斜位垂下

エ 地文のみ施文 (●)

オ 胴部分帯・下半部懸垂文

カ 胴部分帯・上下懸垂文

4 3群土器詳細分類の理解


3群土器詳細分類の理解

3群土器を次の7類型として理解しました。

ア 上半部連弧文2段 ●

イ 上半部連弧文1段 ●●

ウ 連弧文と分帯線の間に棒状区画文

エ 連弧文から懸垂文垂下

オ 胴部分帯なし・連弧文多段 ●

カ 胴部分帯なし・連弧文モチーフ

キ 崩れた連弧文

5 4群土器詳細分類の理解


4群土器詳細分類の理解

4群土器を次の6類型として理解しました。

ア 重弧文土器系統

イ 籠目文土器系統

ウ 口縁部無紋・胴部唐草文

エ 口縁部斜位沈線

オ 地文斜位沈線・交差点状区画文 ●

カ 口縁部開・頸部強く括れ・胴部張る

6 5群土器詳細分類の理解


5群土器詳細分類の理解

5群土器を次の2類型として理解しました。

ア 狭い口縁部無文帯・懸垂文垂下 (●)

イ 口縁直下から懸垂文垂下

7 6群土器詳細分類の理解


6群土器詳細分類の理解

6群土器を次の2類型として理解しました。

ア 口縁部開き無文 ●

イ 頸部と胴部が「く」の字状屈曲

8 7群土器詳細分類の理解


7群土器詳細分類の理解

7群土器を次の2類型として理解しました。

ア 有孔鍔付土器

イ 器台 ●

9 加曽利博展示加曽利EⅡ式土器3Dモデルとの対応


加曽利博展示加曽利EⅡ式土器3Dモデルとの対応

1 加曽利EⅡ式深鉢(市川市今島田貝塚) No.15 観察記録3Dモデル…3群土器 上半部連弧文2段

2 加曽利EⅡ式深鉢(船橋市高根木戸遺跡) No.26 観察記録3Dモデル…1群土器 渦巻文が主導的

3 加曽利EⅡ式深鉢(松戸市子和清水貝塚) No.32 観察記録3Dモデル…1群土器 楕円区画・渦巻文

4 加曽利EⅡ式深鉢(松戸市子和清水貝塚) No.33 観察記録3Dモデル…4群土器 地文斜位沈線交差点状区画

5 加曽利EⅡ式深鉢(松戸市子和清水貝塚) No.34 観察記録3Dモデル…2群土器 地文のみ施文 あるいは5群土器 狭い口縁部無文帯懸垂文垂下

6 加曽利EⅡ式深鉢(柏市小山台遺跡) No.43 観察記録3Dモデル…1群土器 口縁部文様帯・頸部無文帯

7 加曽利EⅡ式深鉢(柏市小山台遺跡) No.44 観察記録3Dモデル…1群土器 楕円区画・渦巻文 渦巻文が円形区画化し内部に縄文が施文されている。

8 加曽利EⅡ式器台(柏市小山台遺跡) No.51 観察記録3Dモデル…7群土器器台

9 加曽利EⅡ式深鉢(流山市小谷貝塚) No.53 観察記録3Dモデル…1群土器 口縁部文様帯・頸部無文帯

10 加曽利EⅡ式浅鉢(流山市小谷貝塚) No.54 観察記録3Dモデル…6群土器 口縁部開き無文

11 加曽利EⅡ式深鉢(流山市中野久木頭遺跡) No.59 観察記録3Dモデル…3群土器 胴部分帯なし・連弧文多段 連弧文が直線化している

12 加曽利EⅡ式深鉢(流山市中野久木頭遺跡) No.60 観察記録3Dモデル…3群土器 上半部連弧文1段

13 加曽利EⅡ式深鉢(我孫子市西大久保遺跡) No.66 観察記録3Dモデル…3群土器 上半部連弧文1段

14 加曽利EⅡ式深鉢(鎌ヶ谷市大堀込遺跡) No.68 観察記録3Dモデル…1群土器 口縁部文様帯・頸部無文帯

10 参考 加曽利EⅡ式土器14器 観察記録3Dモデル総集(試作1)

加曽利EⅡ式土器14器 観察記録3Dモデル総集(試作1)

撮影場所:加曽利貝塚博物館令和2年度企画展「あれもEこれもE -加曽利E式土器 北西部地域編-」

撮影月日:2020.11.27 2021.02.02 2021.02.09

ガラス面越し撮影

3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成

左から

1 加曽利EⅡ式深鉢(市川市今島田貝塚) No.15 観察記録3Dモデル

2 加曽利EⅡ式深鉢(船橋市高根木戸遺跡) No.26 観察記録3Dモデル

3 加曽利EⅡ式深鉢(松戸市子和清水貝塚) No.32 観察記録3Dモデル

4 加曽利EⅡ式深鉢(松戸市子和清水貝塚) No.33 観察記録3Dモデル

5 加曽利EⅡ式深鉢(松戸市子和清水貝塚) No.34 観察記録3Dモデル

6 加曽利EⅡ式深鉢(柏市小山台遺跡) No.43 観察記録3Dモデル

7 加曽利EⅡ式深鉢(柏市小山台遺跡) No.44 観察記録3Dモデル

8 加曽利EⅡ式器台(柏市小山台遺跡) No.51 観察記録3Dモデル

9 加曽利EⅡ式深鉢(流山市小谷貝塚) No.53 観察記録3Dモデル

10 加曽利EⅡ式浅鉢(流山市小谷貝塚) No.54 観察記録3Dモデル

11 加曽利EⅡ式深鉢(流山市中野久木頭遺跡) No.59 観察記録3Dモデル

12 加曽利EⅡ式深鉢(流山市中野久木頭遺跡) No.60 観察記録3Dモデル

13 加曽利EⅡ式深鉢(我孫子市西大久保遺跡) No.66 観察記録3Dモデル

14 加曽利EⅡ式深鉢(鎌ヶ谷市大堀込遺跡) No.68 観察記録3Dモデル

14器の縮尺は同一

3DF Zephyr v5.019でアップロード

Sketchfab画面内の移動方法:Shiftキー+右クリックで移動(Shiftキーを先に押す)


3Dモデルの動画

11 感想

・一口に加曽利EⅡ式土器といっても埼玉編年ではそれを7群に大別し、さらに67に詳細細分しています。自分はそれを35類型として理解しました。

・加曽利EⅠ式土器に引き続き加曽利EⅡ式土器にも多様な系統が存在し、その見かけの変異の多さを知ることができました。自分にとっての埼玉編年学習の最大価値はこの点にあると思います。

・詳細な細分は着目する指標により無数のバリエーションがあり得ると考えます。また、利用する資料が異なれば分類が異なってくることは想定できます。従って、埼玉編年の詳細細部は一つの考え方であって、発掘資料が増えた現在それが完全に生きているとは限らないと考えることにします。

・埼玉編年で提示された土器分類の基本骨格は生きているものとして理解します。