2020年10月29日木曜日

養安寺遺跡の位置と地形

 縄文社会消長分析学習 53

東金市・大網白里市養安寺遺跡の位置と地形を確認して、今後の学習のあり方の参考にしました。

1 養安寺遺跡と学習関連遺跡


養安寺遺跡と学習関連遺跡


養安寺遺跡と学習関連遺跡 2

養安寺遺跡・鉢ヶ谷遺跡が九十九里湾に面し、大膳野南貝塚・六通貝塚・有吉北貝塚・加曽利貝塚が東京湾に面していることがわかる地図になっています。観念的にはあたりまえに判っていることです。しかしその地図を見ると、あらためて、内湾に面した遺跡と外洋に面した遺跡が置かれた地勢環境が大きく異なることに興味が深まります。異なる出自であるようです。集団として別の「流派」に属していたようです。異なるメイン生業が見られます。加曽利EⅡ式頃の土器模様は明らかに異なる印象を受けます。

2 養安寺遺跡付近の地形

養安寺遺跡付近の地形 3Dモデル

数値標高モデル5mメッシュ、デジタル標高地形図千葉市周辺

QGIS(Qgis2threejs Plugin)により作成


養安寺遺跡付近の地形

養安寺遺跡近くの台地面に印旛沼水系と九十九里水系の分水界が通り、この分水界台地面がシカ等の季節移動する獣の通過ルートに近似していると想定できます。またその通過ルートの近くに崖が沢山あり、崖追い落とし猟など狩猟に適した地形が存在しています。

また養安寺遺跡は北幸谷川の河口湾に位置しています。

養安寺遺跡及び鉢ヶ谷遺跡は狩猟適地のすぐそばの狩猟キャンプ地という性格と、九十九里浜水運(銚子方面、茂原-船越経由-養老川-東京湾方面)に関連してその場所に立地したと想像します。(なお、縄文中期には、九十九里水運は砂洲背後の後背水面を内水面として利用できたのではないかと想像します。)

3 参考


3Dモデルの動画

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