2020年10月23日金曜日

ハマグリ製ヘラ状貝製品の3Dモデル観察

 縄文貝製品学習 23

千葉県教育委員会の許可で閲覧した有吉北貝塚出土縄文中期ハマグリ製ヘラ状貝製品の観察を3Dモデルを活用て行います。アリソガイ製ヘラ状貝製品との関連などに興味を持ちつつ観察します。この記事では374図10個体の表面の観察を行います。

1 ハマグリ製ヘラ状貝製品(磨貝)(千葉市有吉北貝塚)374図10表面 観察記録3Dモデル

ハマグリ製ヘラ状貝製品(磨貝)(千葉市有吉北貝塚)374図10表面 観察記録3Dモデル

縄文中期、L、殻長111.2㎜、殻高88.5㎜ 

撮影場所:千葉県教育庁森宮分室 

撮影月日:2020.09.18 

許可:千葉県教育委員会許可による撮影・掲載 

ハイパス調整画像、高精細モデル

3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v5.008 processing 23 images


撮影の様子


参考 裏面


実測図

有吉北貝塚発掘調査報告書から引用


3Dモデルの動画

2 観察


観察画像メモ

・アリソガイ製ヘラ状貝製品と比べてこのハマグリ製ヘラ状貝製品は使用感が薄い感じを受けます。

・表面は広く削剥部がひろがり、その中で明瞭な部分を色塗りしましたが、その程度はアリソガイ製ヘラ状貝製品と比べると大変軽微です。

・また腹縁部を硬いモノに擦りつけて、エッジになっている部分がありますが、貝の形を変えるほど使い込まれていません。

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