9周年の通過が出来たのは、ひとえに多くの方々にこのブログを閲覧していただき、コメントをいただき、さまざまな心強いご協力をいただいたおかげです。
日本と世界の皆様方に心から感謝申し上げます。
これまでの1月15日には次のようなブログ開設記念記事を書いてきています。
そこで今年も先例にならい、9年間の足取りをまとめるとともに、2020年のささやかな夢をメモすることにします。
●過去のブログ開設記念記事
2012.01.15記事「ブログ開設1周年」
2015.01.15記事「2015年ささやかな夢リスト 趣味生活における埋土種子群落」
2016.01.15記事「ブログ開設5周年通過」
2017.01.15記事「ブログ開設6周年通過」
2018.01.15記事「ブログ開設7周年通過にあたって」
2019.01.15記事「ブログ開設8周年通過にあたって」
1 ブログ花見川流域を歩くの9年間の足取り
ブログ花見川流域を歩く9年間2762記事の分類と主なテーマ
趣味活動の最初は花見川流域の水の流れる水系を隅々まで全部歩く、流域観察から始めました。この現場歩きで多様な興味の種を収穫できました。
その後大局的には次のようなテーマを変遷し、趣味活動における興味を深めました。
1 下志津演習場やトーチカなど戦前軍事に関する興味
2 花見川河川争奪など台地地形に関する興味
3 東海道水運支路仮説や墨書土器など奈良時代前後の古代に関する興味
4 千葉県小字地名に関する興味
5 大膳野南貝塚や西根遺跡など縄文時代遺跡に関する興味
6 3Dモデルを学習ツールとした縄文土器に関する興味
私の趣味活動は対象物の興味を深めるために、地理情報や各種データベースをGISソフトやDBソフトを使って情報処理する活動を伴うことに特徴があります。つまり私の興味とはいつも、対象物に対する興味と、興味を深めるための情報処理に関する興味の2本立てです。
現在の縄文土器に対する興味は、写真測量ソフトによる3Dモデル作成技術習得と一体になって進んでいます。
2 2020年のささやか夢
2-1 2020のささやかな夢は一つ
2020年のささやかな夢は次の一つです。
●縄文土器学習をモノにして縄文時代変遷学習に移行する。
昨年は縄文土器の学習を進めれば進めるほど、いかに自分の知識が虚弱であるか思い知らされました。同時にもっと学習を続け見聞を拡げ縄文土器の興味を深め続けたいという気持ちも濃厚になりました。そのため10月で縄文土器学習をまとめるという目論見はあっけなく崩壊しました。
しかし、縄文土器学習はあくまで縄文時代変遷学習の土台づくりであり、趣味活動の展望からみると手段獲得的活動にすぎません。縄文土器で趣味活動を終えるつもりはありません。
つまり面白い縄文土器学習を自分が満足できる程度のレベルまで到達させるということと、その知識を土台に活動を縄文時代変遷学習に移行させるという二つの状況を調和実現させることが2020年のささやかな夢であると考えます。
2-2 2020ささやかな夢を実現させるための活動
縄文土器学習をモノにして縄文時代変遷学習に移行するために、次のような活動を実行したいと考えています。
ア 縄文土器の私設3D展示場実現
近隣の下総地域博物館等で展示されている縄文土器をメインとする私設3D展示場を実現させます。この活動の中で下総地域で出土する主な土器形式や器形・模様変化などについて情報を集成し、自分の知識を総括的整理します。また3Dモデル作成技術の高度を図ります。
縄文土器の私設3D展示場イメージ
イ 3Dモデル作成縄文土器の出土遺跡の発掘調査報告書を読み、概要と感想をメモする
3Dモデルを作成した縄文土器の出土遺跡に関する発掘調査報告書や関連する資料を読み、その概要と感想をメモします。
3Dモデル作成土器出土遺跡に限らず、下総地域縄文遺跡(約6000)を対象に発掘調査報告書を読んでみたいと思っています。しかしそれは現状ではほとんど無謀で不可能な作業に見えます。そこで、3Dモデルを作成した遺跡という超限定された遺跡を対象に遺跡学習を始めるという算段です。
おそらく数十の下総地域における代表的遺跡の発掘調査報告書を読むことになりますから、大いに問題意識を深めることができると思います。縄文時代変遷学習の方法に関する手がかりを得ることができると予感します。
この作業の最初は「史跡加曽利貝塚総括報告書」(全3冊)であり、千葉市教育委員会から報告書電子ファイルを提供していただいています。
2020年最初にかじりつく発掘調査報告書 史跡加曽利貝塚総括報告書
今後もブログ花見川流域を歩くをよろしくお願い申し上げます。
最近作成した縄文土器3Dモデルのサムネール
3Dモデルは全部で340になりました。
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