2014年4月21日月曜日

花見川河川争奪の証拠 (下の2)

シリーズ 花見川地峡成立の自然史 -仮説的検討-
第2部 花見川河川争奪に遡る その6

オ 第3要件 印旛沼水系河川に存在する無能河川、ウィンドギャップ(風隙)の証拠
縦断図に示す谷中分水界付近が即ちウィンドギャップ(風隙)です。

縦断図に示すウィンドギャップ(風隙)の位置

ウィンドギャップを3Dイメージで示すと次のようになります。

人工改変[印旛沼堀割普請]前のウィンドギャップの姿イメージ図

参考 双子塚古墳検討の際に作成した3Dイメージ図

ウィンドギャップの北に分布する古柏井川谷底が無能河川の谷底です。

人工改変[印旛沼堀割普請]によりウィンドギャップ(風隙)は地物としては失われました。しかし無能河川の谷底面は一部人工改変(掘削及び盛土)されましたが、全て失われることなく現存しています。

これで花見川河川争奪の証拠が全部出そろいました。

花見川河川争奪が存在したことが証明できました。

次から、この河川争奪の原理とタイプについて検討します。

つづく

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