2020年9月23日水曜日

縄文後晩期土製耳飾(君津市三直貝塚)20 観察記録3Dモデル

 縄文土器学習 471

君津市三直貝塚出土土製耳飾の観察をしています。

1 縄文後晩期土製耳飾(君津市三直貝塚)20 観察記録3Dモデル

後晩期土製耳飾(君津市三直貝塚)20 観察記録3Dモデル

発掘調査報告書記載:グリッド出土、径(64.0㎜)、内径(41.0㎜)、幅20.0㎜、厚さ12.0㎜、質量25.44g、胎土:良。焼成:良。上辺は入り組み沈線文。ミガキは入念。(外面と上面)下端は摩滅のため残っている所が少ない。

撮影場所:加曽利貝塚博物館 ミニ企画展示「県内縄文遺跡展」-千葉県の縄文時代研究を彩った遺跡たち- 君津市三直貝塚編

撮影月日:2020.08.28 

ガラス面越し撮影

3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v5.007 processing 39 images


展示の様子


展示の様子


実測図

君津市三直貝塚発掘調査報告書から引用


3Dモデルの動画

2 メモ

・土製耳飾に表現されている文様や断面形状などは血族などの集落構成要素としての小集団毎に特定のものが使われていたのではないかと想像しています。家紋に近いものだと考えます。

・この土製耳飾の文様は次のように理解しました。


後晩期土製耳飾(君津市三直貝塚)20の文様理解

画像は3Dモデル正面オルソグラフィック投影

一筆書きの渦巻模様ではなく、2つの渦が絡み合っている模様のようです。

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