2021年5月20日木曜日

加曽利EⅢ式深鉢(No.49)(柏市小山台遺跡) 観察記録3Dモデル

 縄文土器学習 607

この記事では今年2月まで開催された加曽利貝塚博物館R2企画展「あれもE…」で展示された加曽利EⅢ式土器(No.49)を3Dモデルで観察します。

1 加曽利EⅢ式深鉢(No.49)(柏市小山台遺跡) 観察記録3Dモデル

加曽利EⅢ式深鉢(No.49)(柏市小山台遺跡) 観察記録3Dモデル

撮影場所:加曽利貝塚博物館令和2年度企画展「あれもEこれもE -加曽利E式土器 北西部地域編-」

撮影月日:2021.02.09

ガラス面越し撮影

3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v5.019 processing 51 images

展示の様子


3Dモデルの動画

2 GigaMesh Software Frameworkによる展開


GigaMesh Software Frameworkによる展開

3 観察メモ

沈線をなぞってみると文様が良くわかるようになります。


沈線をなぞる

胴部の括れている部分で文様が二分されます。上部には2つの渦巻文がつながった大きな文様が2つ見え、おそらく波状頂部の間に対応して別に2つ存在していると推測します。二つの大きな渦巻文の意味はS字状文一般と同じ意味であると考えます。


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