縄文土器学習 241
習志野市の藤崎3丁目南遺跡D地点から出土した称名寺式深鉢形土器の観察記録3Dモデルを作成しました。
360度近くの写真撮影が出来ましたので3Dモデルとしては質の高いものができました。
称名寺式深鉢形土器(埋甕) 藤崎3丁目南遺跡 観察記録3Dモデル
撮影場所:習志野市教育委員会
撮影月日:2019.08.20
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v4.506 processing 36 images
称名寺式深鉢形土器(埋甕) 藤崎3丁目南遺跡の様子
この土器は柄鏡型住居の入口部から埋甕として出土し、内部から骨粉状物質が見つかりました。胞衣壺として使われ周産期幼児の亡骸が入れられたのかもしれません。
称名寺式深鉢形土器資料 発掘調査報告書から引用
藤崎3丁目南遺跡D地点埋蔵文化財発掘調査報告書(2014、習志野市教育委員会)
この土器は習志野市で最初の称名寺式土器出土例です。
称名寺式期は加曽利EⅡ式期という縄文最高人口ピークと次のピークである加曽利B2式期の間の最も人口衰退した時期であり、この時期の集落の様子の学習のきっかけになる土器です。
習志野市教育委員会ご担当者の心こもった対応によりこの土器を観察することができました。こころからお礼申し上げます。
8月20日は幾つかのラッキーが重なったわたしにとっての特異日となりました。
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参考
千葉県土器形式別遺跡数
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