2巡目縄文土器学習のイメージが湧いてきましたのでその算段をメモしておきます。
1 8月~10月頃 土器観察の徹底
●活動
ア 近隣展示施設の悉皆的訪問観覧、観察個体を増やす。
→その道具として現場観察支援スマホアプリを作成する。
イ 観察個体の3Dデータベース化
→3D観察データ記載のために標準化仕様メモを作成する。
●目標
ウ 形式別器種の様子、器種別出土数の様子をイメージできるようになる
→〇〇という形式の器種はどのような幅があるか。それぞれの器種の相対出土量はどれほどか。器種別出土様態(破壊の程度や埋納の様子等)はどうか。
→小林達雄編「総覧縄文土器」の記述をまとめることで有力情報を獲得できそうである。
2 11月~12月頃 土器から遺跡への視点の転換
●活動
ア 土器形式別の地形(想定)資料作成
→海陸分布、当時の海岸線付近の地形環境推定。
イ 土器形式別主要遺跡
→(その形式時期の縄文社会を知る上での)重要遺跡の抽出と関連資料収集(あるいは所在確認)
ウ 土器形式別縄文社会主要指標の検討
→定住の様子、生業の様子、土器作成技術、石器作成技術、遺構作成技術等についてチェックする。発展期と衰退期のイメージ。
●目標
エ 土器そのものの知識を生かしてより高次の興味である「縄文社会消長分析」に2020年1月からスムーズに移行する。
このように思う通りに学習が進む保証はありませんが、認知症が重症になる前にある程度の学習は楽しんでおきたいと希望しますので、急ぐことにします。
この試作物を踏み台にして、今後各種改良が無限に可能です。
データは千葉県だけですが、地形を「千葉県行政区域」だけに限定すると問題意識面における視野狭窄に陥ります。地形をある程度広域表示することによって縄文社会の様子をイメージしやすくなります。
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