縄文土器学習 507
千葉県立中央博物館令和2年度企画展「ちばの縄文」で展示されている縄文晩期土偶(栄町龍角寺)の3Dモデルを作成して観察しました。
1 縄文晩期土偶(栄町龍角寺) 観察記録3Dモデル
縄文晩期土偶(栄町龍角寺) 観察記録3Dモデル公益財団法人辰馬考古資料館蔵
撮影場所:千葉県立中央博物館令和2年度企画展「ちばの縄文」
撮影月日:2020.11.13
ガラス面越し撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v5.014 processing 59 images
展示の様子
展示の様子
3Dモデルの動画
2 メモ
・展示配置から頭部の撮影・観察が困難です。視線入射角がほとんどとれません。頭の斜め上方から脚方向を見る角度での観察ができると頭部の観察ができて有用情報を入手できるに違いありません。
3Dモデルと正面撮影写真との対比
・正面撮影写真でも頭頂部の正確な立体形状とそれが何を表現しているのかよくわかりません。拷問頭巾を被っているのか?20201205記事「縄文後期土偶(有髭土偶)(銚子市余山貝塚)の観察」参照
・顎頬に刺突文のある模様が顔から垂れ下がるよう配置されています。有髭土偶(銚子市余山貝塚)で仮説した拷問マスクの可能性があります。
全体の形状は土偶と土版の双方の特性をそなえているように感じます。
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