縄文土器学習 518
加曽利貝塚博物館令和2年度企画展「あれもEこれもE -加曽利E式土器 北西部地域編-」に展示されている中期土器のうち中峠6次1住型深鉢(松戸市中峠遺跡)を3Dモデルで観察します。
1 中峠6次1住型深鉢(松戸市中峠遺跡) 観察記録3Dモデル
中峠6次1住型深鉢(松戸市中峠遺跡) 観察記録3Dモデル展示説明:広い口頸部文様帯に「連続コの字状文」、隆線による横S字状文と集合沈線、特徴的な把手、体部は縄文のみ施文
撮影場所:加曽利貝塚博物館令和2年度企画展「あれもEこれもE -加曽利E式土器 北西部地域編-」
撮影月日:2021.01.06
ガラス面越し撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v5.016 processing 60 images
展示の様子
展示の様子
3Dモデルの動画
2 GigaMesh Software Frameworkによる展開写真
GigaMesh Software Frameworkによる展開写真
GigaMesh Software Frameworkによる展開 ソリッドモデル
GigaMesh Software Frameworkによる展開 加工
3 観察メモ
展示説明では「隆線による横S字状文と集合沈線、特徴的な把手」と表現していて隆線横S字状文と把手(双眼)を区分して捉えています。しかし、詳しく観察すると横S字状文と把手(双眼)は完全に一体化していて、それを分割して認識するのは縄文人作者に対して「身勝手」な観察であるような気がします。次の横S字縄文と把手は完全に融合していて、双眼ではなく、3眼になっています。
二つのモジュールが融合して新モジュールができた様子 その2
次の例は完全なる3眼にはなっていませんが、横S字縄文が双眼と融合するために盛り上がっています。
二つのモジュールが融合して新モジュールができた様子 その1
新モジュールが表現するモノは何であるか、その空想を楽しむと「泡と水流」になりました。この空想について次の記事で追加検討します。
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