2019年3月30日土曜日

絡条体圧痕文土器の観察

縄文土器学習 80

千葉県教育庁文化財課森宮分室閲覧室で縄文草創期絡条体圧痕文土器(成田市取香和田戸遺跡出土)を観察しましたのでメモします。

1 絡条体圧痕文土器

絡条体圧痕文土器 成田市取香和田戸遺跡
ガラス面反射を一部消してあります。

「千葉県の歴史 資料編1(旧石器・縄文時代)」に掲載されている資料と上記写真を対比させると、上記写真の遺物は下記資料の18、19、24、29に対応します。

取香和田戸遺跡I地点出土絡条体圧痕文土器
「千葉県の歴史 資料編1(旧石器・縄文時代)」から引用

取香和田戸遺跡からは、多縄文系土器が1個体(D地点)、多縄文系土器と押圧縄文・絡条体圧痕文系土器の2個体(I地点)の草創期土器が出土しています。

参考 千葉県の縄文草創期遺跡 

2 メモ
・土器と目の距離は至近ですが微細な土器表面模様を見慣れていないため、またガラス面反射が激しいため、土器表面観察が不十分になってしまうことを実感します。
・至近で写真を撮れるという条件を生かして、ガラス面反射を排除しつつ、微細な凹凸を3D画像として記録できる方法(写真撮影と3Dソフトの連携方法)を開発したいと思います。

……………………………………………………………………

学習チェックリスト 2019.03.30


0 件のコメント:

コメントを投稿