2019年3月1日金曜日

加曽利EⅢ式2段構成楕円区画文土器

縄文土器学習 49 加曽利貝塚博物館企画展展示土器の観察 25

加曽利貝塚博物館企画展「あれもE これもE -加曽利E式土器(千葉市内編)-」(3月3日まで開催)の展示土器38点の個別観察をメモしています。この記事では加曽利EⅢ式2段構成楕円区画文土器No.22の観察をメモします。

1 加曽利EⅢ式2段構成楕円区画文土器 No.22

加曽利EⅢ式2段構成楕円区画文土器 No.22
鎌取遺跡出土

加曽利EⅢ式2段構成楕円区画文土器 No.22
鎌取遺跡出土

2 観察
・口縁部文様帯が無くなっている土器です。
・地が磨消で模様が縦方向楕円形の区画文であるように観察できる部分があります。
・縄文が埋め込まれた区画文が口縁部・頸部の1段、胴部の1段合計2段構成で配置されている様子は観察できますが、上下2段の文様関係の観察が困難です。
・ショーケースの隅に置かれていて観察視野が狭いことと照明が届かないことと、及び器面全体が黒っぽいためとりわけ観察しにくい土器です。

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企画展会場

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