2019年3月16日土曜日

顔面付釣手形土器の観覧

縄文土器学習 65 顔面付釣手形土器 1

偶然のラッキーチャンスが生まれ、伊那市創造館で顔面付釣手形土器(国重要文化財)を観覧しました。
土器学習に意識が向かっていると土器に関する偶然が増えます。

顔面付釣手形土器
伊那市富県の御殿場遺跡から出土 縄文中期 4700年前の竪穴住居跡。

顔面付釣手形土器
ひもを通す小型のアーチが左右5個ずつつけられています。
小型のアーチが縄文人の手の太い指のように感じました。

顔面付釣手形土器
内部で火を灯した灯火具という説が有力で、非日常の祭具と考えられています。

顔面付釣手形土器
背面には複雑な模様が貼り付けられています。欠けていますが凹面のようなものも背負っています。

説明パネル

ガラス張りショーケースに入ったこの土器をじっくり観察しましたが、「実感が湧きません」。
多方向から写真をとりましたので3Dモデルができるかどうか試してみます。
3Dモデルあるいは多数写真を見ながら空想をめぐらし、この土器に関して自分の中になにかしらの「実感」を湧かせたいと思います。その実感がトンチンカンなものでも、後日役立つにちがいありません。

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