Looking back on my hobby activities in 2023
New Year's Eve 2023 has arrived.
2023 is the year when the coronavirus pandemic ends. At the same time, it was also the year that generative AI began to penetrate the world. I look back on how wonderful it was to be able to live and experience 2023, such a world-changing year.
2023年の大晦日を迎えました。
2023年はコロナウィルスパンデミックが終焉を迎えた年です。同時に生成AIが世界に浸透し始めた年でもあります。このような世界的画期の年2023年を生きて体験できたことは素晴らしいことだったとふりかえっています。
このような画期という特殊状況の中で、その特性を活かして趣味活動を大いに楽しみ、発展させることができました。
対面でお会いし、ご指導やご厚情をいただいた皆様、Blog、Twitter、Facebook、YouTube、Sketchfabなどwebでお会いし、いいね・コメント・情報・アドバイス・ご指摘などをいただいた内外皆様に心から感謝申し上げます。2023年の1年間まことにありがとうございました。
この記事では、2023年趣味活動で特段に楽しかった事柄を思い出して、無理矢理ベストテンとしてまとめてみました。また年初にメモした「2023年のささやかな夢リスト」の実現状況を検証してみました。
1 2023年趣味活動で楽しかった事柄ベストテン
第1位 有吉北貝塚北斜面貝層構造の見える化プロジェクト着手
数年前から継続して進めてきている有吉北貝塚学習が高じて、北斜面貝層の貝層構造・遺物3D分布構造を発掘原票から情報を得て分析し、貝層構造を見える化するプロジェクトに着手しました。
2023年は千葉県教育委員会の許可を得て、A4遺物台帳4600ページ、A2遺物分布図450枚をスキャンし、データベース化作業に着手しました。2025年には65000遺物の3D空間分布が明らかになり、貝層と遺物の空間構造分析をまとめる予定です。
遺物の3D空間分布密度のテスト表示風景(谷頭部のみ)
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後期高齢者の自分でも大多喜町の森宮分室まで出かけて、作業できるようになったというパンデミック終焉を喜ぶことができました。
データベース化作業では、ChatGPTによるPythonスクリプト生成が各所で有効活用できて、作業効率が飛躍的に向上しています。
第2位 ChatGPTによるPythonスクリプト生成
Pythonを本格学習しようとしていた矢先、ChatGPTでPythonスクリプト生成ができることを知りました。結果Python基礎学習は見事に中断して、ChatGPTによるPython本格活用が一挙に実現しました。例えば、BlenderPythonスクリプト生成では、CUBEを膨大な数の3D座標に一挙に生成して貼り付けるなどが一瞬のうちにできるようになりました。
はじめてChatGPT生成BlenderPythonスクリプトで作画した時の画面
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ChatGPTによるPythonスクリプト生成は、自分に大きな衝撃を与えました。生成AIを利用できる世界に自分がいるということがにわかに信じられません。自分が未来に迷い込んでしまったという感情すら生まれます。迷い込んだ未来世界を十分に楽しんで、未来世界はこうだったと、いつか、だれかに、話したいと思います。
第3位 加曽利貝塚博物館令和4年度企画展「あれもEこれもE加曽利E式土器-内房地域編-」の観覧
加曽利貝塚博物館令和4年度企画展「あれもEこれもE加曽利E式土器-内房地域編-」を観覧し、加曽利E式土器学習を進めました。
「あれもE...」展の様子
第4位 「遺物から見える地域文化の発達」特別展の観覧
千葉市埋蔵文化財調査センターで開催された令和4年度特別展「遺物から見える地域文化の発達 縄文時代前期後葉~末葉」を観覧しました。普段体系的に見ることができない貴重な土器等遺物をじっくり観覧でき幸福感が生まれました。
鉢ヶ谷遺跡出土土偶
第5位 縄文土器塗色版3Dモデルの作成
フォトグラメトリーソフト3DF Zephyr Liteと3DモデルソフトBlenderを連携させることによって、縄文土器3Dモデルの表面に自由な塗色が可能となります。この技術を使って、加曽利E式土器の表面を塗色して遊びました。
塗色版3Dモデル画像
第6位 小学校における花見川学習支援
千葉市立Ⅿ小学校で花見川学習をゲストティーチャーとして支援しました。花見川の役割とか歴史とかについて子どもたちの理解の一助になったと思います。また、自分自身が花見川学習を深めるキッカケにもなりました。
学習で使ったPowerpointの1画面
第7位 おゆみ野歴史愛好会における話題提供
おゆみ野歴史愛好会で大膳野南貝塚に関する話題提供をしました。会の皆様と楽しく、活発な学習交流時間を共有することができました。
話題提供で使ったPowerpoint画面
第8位 干渉色遊び
地図アート研究所やまだこーじさん発明干渉色セットを使って、干渉色をBlenderで生成するBlenderPythonスクリプトをChatGPT支援で作成し、遊びました。
有吉北貝塚北斜面貝層ガリー侵食基底面地形へ干渉色を適用した様子
第9位 ポンペイ遺跡観覧
老夫婦で2度目のイタリア旅行をしました。その中でポンペイ遺跡を観覧しました。百聞は一見にしかずのたとえどおり、収穫の多い旅行となりました。
ポンペイ遺跡
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旅行(旅行社によるツァー)中参加者ほぼ全員が風邪症状となりました。高熱で旅行を一時中断された方もいます。さいわいわれわれ老夫婦は軽い症状ですみました。帰国直後、親しくなった同行者からメールが来て、検査したところ、夫婦ともにコロナ感染していたとのことでした。われわれ老夫婦もコロナ感染していた可能性が濃厚です。コロナに感染しても死亡することなく海外旅行ができる時代になったことを実感しました。
第10位 考古学切手収集
考古学切手収集を楽しみました。
黄金のマスク(フランス、2022年、ツタンカーメン王墓発掘100周年)
2 「2023年のささやかな夢リスト」の実現状況
2023.01.15記事「ブログ開設12周年通過にあたって」でメモした「2023年のささやかな夢リスト」の実現状況を検証します。
2-1 有吉北貝塚北斜面貝層の3D分析学習を深める
→年当初に想定した以上にスケールの大きい学習に発展しました。夢は実現しつつあります。
2-2 趣味活動のフィールド「花見川流域」への回帰を探る
→趣味活動の原点である花見川流域に自分の意識を一時振り向けることはできました。
2-3 楽しい「風景、切手、地形」などの「趣味活動の中の趣味」を発展させる
→夢実現はまだ道半ばです。
2-4 3D技術の高度な習得を目指す
→ChatGPT登場により、状況が変わりました。夢の実現、つまり3D技術向上が加速しています。
3 2024年の活動
上記1と2の2023年ふりかえりを踏まえて、2024年の趣味活動を年始にお屠蘇をなめながらじっくり考えることにします。そしてその結果を2024年1月15日記事「ブログ13周年通過記念記事」(予定)でまとめ、2024年1年間の活動指針にします。
皆様、良いお年をお迎えください。
2023年225記事(この記事を除く)のサムネール
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2022.12.31記事「2022年の趣味活動をふりかえる」
2021.12.31記事「2021年の趣味活動をふりかえる」
2020.12.31記事「2020年の趣味活動をふりかえる」
2019.12.31記事「2019年の趣味活動をふりかえる」
2018.12.31記事「2018年の趣味活動をふりかえる」
2017.12.31記事「2017年の趣味活動をふりかえる」
2016.12.31記事「2016年の趣味活動をふりかえる」
2015.12.31記事「2015年をふりかえる」
2014.12.31記事「1年をふりかえる」
2013.12.31記事「大晦日の夜に1年をふりかえる」
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