2020年6月19日金曜日

加曽利貝塚令和元年度発掘調査地点の位置

縄文社会消長分析学習 29

加曽利貝塚博物館で現在開催されている企画展「特別史跡加曽利貝塚令和元年度発掘調査速報展」で展示されている磨製石斧3点など多数の遺物が出土している令和元年度発掘調査地点の位置を3Dモデル上で確認しました。

加曽利貝塚周辺の地形2 5mDEM3Dモデル
垂直倍率×10.0
Google Map Satellite+加曽利貝塚地図
QGISにより作成

3Dモデル画面

令和元年度発掘調査地点は坂月川と貝塚を結ぶ段丘崖通路の南貝塚出入口に位置しています。またその段丘崖通路の途中には112号竪穴住居(加曽利B式期大型住居…ペア石棒、ペア異形台付土器等出土)が存在しています。
令和元年度発掘調査地点は晩期加曽利貝塚集落の出入口機能を有する場所であり、近隣住民と加曽利貝塚住民が集合して祭祀等を行う空間であったと想定します。最初は大型竪穴住居が祭祀の場であり、その後は大型竪穴住居跡の凹地が野外祭祀場だったと空想します。

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