2020年7月24日金曜日

安行2式末小型台付浅鉢(千葉市築地台貝塚) 観察記録3Dモデル

縄文土器学習 434

加曽利貝塚博物館で開催中の夏休み企画展「調べて発見!わたしのまちの縄文時代」で展示されている安行2式末小型台付浅鉢(千葉市築地台貝塚)の観察記録3Dモデルを作成して観察しました。

1 安行2式末小型台付浅鉢(千葉市築地台貝塚) 観察記録3Dモデル

安行2式末小型台付浅鉢(千葉市築地台貝塚) 観察記録3Dモデル
説明:儀式で使う土器?
撮影場所:加曽利貝塚博物館 夏休み企画展「調べて発見!わたしのまちの縄文時代」
撮影月日:2020.07.21
ガラス越し撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v5.002 processing 76 images

展示の様子

特殊モード撮影
肉眼ではよく確認できない赤彩が浮かび上がりました。

GigaMesh Software Frameworkによる展開写真

動画

2 観察
・浅鉢の直径10.6㎝、高さ8.9㎝。
・口唇部に小突起が3つ集まった飾りが対向して合計4カ所あります。うち1箇所の小突起は真ん中が脱落していてありません。(脱落した跡が3Dモデルで観察できます。)
・肉眼では不明瞭な赤彩跡が特殊モード写真で明瞭に浮かび上がりました。
・神様に捧げる食べもの(すでに調理した食べ物)をこの小型台付浅鉢に入れて祭壇に置き、その前で祈願したのだと想像します。

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