縄文土器学習 446
加曽利貝塚博物館で開催中の「ミニ企画展示「県内縄文遺跡展」-千葉県の縄文時代研究を彩った遺跡たち- 君津市三直貝塚編 」で展示されている耳飾の3Dモデルを作成しました。
縄文耳飾をマジマジとみるのははじめてです。
1 耳飾(滑車形)1(君津市三直貝塚) 観察記録3Dモデル
耳飾(滑車形)1(君津市三直貝塚) 観察記録3Dモデル縄文時代後~晩期
千葉県教育委員会所蔵
径5.2㎝、幅2.2㎝、重量24.1g
撮影場所:加曽利貝塚博物館 ミニ企画展示「県内縄文遺跡展」-千葉県の縄文時代研究を彩った遺跡たち- 君津市三直貝塚編
撮影月日:2020.07.30
ガラス面越し撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v5.003 processing 71 images
展示の様子展示の様子展示の様子(特殊モード撮影写真)3Dモデルの動画2 感想
・耳飾の直径が5.2㎝です。これを耳たぶに孔を開けて徐々に広げた耳たぶ輪にはめ込むのですから迫力あります。
・山形土偶のおむすびのような顔は両耳に大きな耳飾をしている様子を表現していると想像します。
・さらにこの耳飾の重量は24.1gあります。(発掘調査報告書による。)欠落部分を補えば25g以上になるに違いありません。両耳で重さ50g以上です。よくそれだけの重さを支えられる耳たぶ輪です。
・このような大きな耳飾は耳に大きな負担がかかりますから、常時着装ではなく、祭礼などに限って着装したに違いありません。
0 件のコメント:
コメントを投稿