2020年8月9日日曜日

山形土偶の解釈

 縄文土器学習 445

千葉市埋蔵文化財調査センターに展示されている加曽利B2式山形土偶の3Dモデルを作成観察し、その解釈をしました。

1 加曽利B2式山形土偶(千葉市内野第1遺跡) 観察記録3Dモデル

加曽利B2式山形土偶(千葉市内野第1遺跡) 観察記録3Dモデル

撮影場所:千葉市埋蔵文化財センター

撮影月日:2020.08.04

ガラス面越し撮影

3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v5.003 processing 48 images

展示の様子

展示の様子

展示の様子(特殊モード撮影写真)

動画

2 山形土偶の解釈

山形土偶の解釈

山形土偶には地母神殺害再生神話の様子が表現されています。

この土偶を実際にバラバラにして(模擬殺人・死体バラバラ)、各所にばらまき(模擬バラバラ死体ばらまき)、各所での幸発生を祈願したものと想像します。

神話本来の意義は農耕社会における農産物豊作祈願祭祀であったと言われています。縄文社会に導入されたこの神話がどの程度農耕と関係していたのか、詳しく知りたいところです。バラバラに壊されてばら撒かれた土偶の詳しい分布図ができれば、土偶祭祀で何を祈願していたのか判る可能性があります。


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