2019年12月12日木曜日

加曽利貝塚博物館復元竪穴住居の被災状況 観察記録3Dモデル

加曽利貝塚博物館に展示されている復元竪穴住居の被災状況を観察するとともに3Dモデルを作成してみました。

加曽利貝塚博物館復元竪穴住居の被災状況 観察記録3Dモデル
撮影場所:加曽利貝塚博物館
撮影月日:2019.12.12
2019年9月以降の2つの台風や豪雨による被災状況
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v4.523 processing 79 images

撮影写真の1例

3DF Zephyr Liteの画面

3DF Zephyr Liteの画面 カメラ配置

感想
・9月以降の台風15号、19号等により復元竪穴住居の屋根が被災していて痛ましい状況です。内部の様子を見学できるようになっているのですが、現在は見学中止となっています。
・復旧工事が行われ、学習施設として再開されることを1千葉市民として願います。
・台風15号の強風は尋常ではなく、千葉県各地で人家の屋根が飛んだところが多くあります。我が家でも倉庫が強風で移動してしまい、住み始めて30年以上ですが、初めてでした。
・その強風による被災にしてはかやぶきが崩れている様子が軽微な印象を受けます。縄文時代竪穴住居の様子・強度と復元展示施設としての住居の様子・強度とは関係はないかもしれません。しかし、かやぶき(草ぶき)という点や屋根が地面近くまで下りていて、壁がほとんどないという点では共通しています。本日の観察で、竪穴住居は意外と強風に強いという印象を受けました。風を受ける壁がないということや、広い庇がないために風で屋根が上に巻き上げられることが少ないと感じました。また瓦とかスレートとかトタンとかとくらべてかやぶき(草ぶき)は物として強風の影響を受けにくいように感じます。

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