2019年12月27日金曜日

縄文中期顔面付釣手土器(飯田市北田遺跡) 観察記録3Dモデル

縄文土器学習 301

飯田市美術博物館に展示されている顔面付釣手土器の観察記録3Dモデルを作成しました。

縄文中期顔面付釣手土器(飯田市北田遺跡) 観察記録3Dモデル
撮影場所:飯田市美術博物館
撮影月日:2019.09.25
ガラス面越しに撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v4.523 processing 39 images

撮影写真の一例

観察と感想

観察と感想
眉・目・鼻が表現されています。目は微笑んでいて、出産直後の使命達成感を表現していると考えます。よくみると鼻が立体的に表現されています。
3つの渦状縄目隆線は臍の緒であり無事出産した様子を暗示していると考えます。
顔の上の直線縄目隆線は座産で使った天井から下がる踏ん張り用縄であると想像します。
両脇の2本の縄目隆線も足に巻いて中腰姿勢をとった座産のための縄(天井からつるす)であると想像します。

関連記事 2019.03.20記事「顔面付釣手形土器の発掘調査報告書を読む
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参考 カメラ配置

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