2019年12月2日月曜日

縄文土器切断3Dモデル

縄文土器学習 276

加曽利EⅢ式深鉢(酒々井町墨木戸遺跡)(加曽利貝塚博物館企画展「あれもE これもE-加曽利E式土器(印旛地域編)-」展示土器)の切断3Dモデルを作成して、切断面を検討してみました。

加曽利EⅢ式深鉢(酒々井町墨木戸遺跡) 切断3Dモデル
Y軸方向切断

X軸方向切断とY軸方向切断について器厚について観察してみました。

X軸方向切断とY軸方向切断の器厚観察
この土器の場合、出土物の器厚が大変均一であることが確認できます。一方、復元のために使われた補修物部の器厚はY軸方向切断面では薄く、X軸方向切断面では厚く観察できました。つまり、器厚の変化があれば、それを正確に(写真測量的に)計測できることがわかりました。

なお、切断面がギザギザしていますが、これは3Dモデルがワイヤフレーム(3角メッシュ)で構成されているためです。

3Dモデルがワイヤフレームで構成される様子



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