2024年8月1日木曜日

2024年7月ブログ活動のふりかえり

 A look back at blog activities in June 2024


I looked back on the activities of the blog “Walking the Hanami River Basin” in June 2024.

I enjoyed various considerations and work to turn the Ariyoshi Kita Shell Mound north slope shell layer artifact register file into a relational database. I also enjoyed considering the creation of a 3D model of a clay figurine and learning about rituals.


ブログ「花見川流域を歩く」の2024年7月活動をふりかえりました。

有吉北貝塚北斜面貝層遺物台帳ファイルをリレーショナルデータベースにするために、多様な検討と作業を楽しみました。土偶3Dモデル作成検討や儀礼学習も楽しみました。

1 ブログ「花見川流域を歩く」

・2024年7月の記事数は35です。2021年1月に記事数38を記録しましたが、それ以来の記事数となりました。

・6月に素入力を終えた有吉北貝塚北斜面貝層遺物台帳ファイルを使いやすいデータベースにするための次の検討を行いました。

1 遺物台帳ファイルの整序や名称分類など

2 遺物台帳データと発掘調査報告書掲載データを同一データベースにするための検討

2-1 発掘調査報告書掲載データ(例土錘)の電子化(ChatGPT活用)

2-2 発掘調査報告書掲載データ(例土錘)のグリッド分析(3Dモデル表現)

2-3 遺物台帳データと発掘調査報告書掲載データを含むデータベースの試作(postgreSQL活用)

2-3 遺物台帳データと発掘調査報告書掲載データの関連分析試行(postgreSQLによるテーブル結合)

3 2を可能とするためのpostgreSQL分析の基礎技術習得

・千葉県立中央博物館企画展展示物の3Dモデル作成とその検討を行いました。岩版や土偶に関してとても学習しがいのある活動となりました。

・加曽利貝塚博物館企画展「縄文時代の土偶の顔」を観覧し、展示物の3Dモデル作成とその検討を行いました。土偶に関して新しい知見も得られ、とても充実した学習となっています。

・谷口康浩著「土偶と石棒 儀礼と社会ドメスティケーション」学習記事を6編書きました。

・ブログ記事数が4000を通過しました。

2 ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」

・早朝散歩記事2編を書きました。

3 2024年7月活動の特徴

3-1 有吉北貝塚北斜面貝層学習

・6月に遺物台帳素入力が完工し、当初の予定では遺物分布図電子化に突入する予定でした。しかし、7月1日の6月ふりかえり記事作成の中で、遺物台帳ファイルの基礎的分析や発掘調査報告書掲載データとのリンクの重要性に気が付き、遺物台帳ファイルと発掘調査報告書掲載情報ファイルを含むリレーショナルデータベース試作をすることにしました。この予定変更により遺物台帳ファイルに対する認識が深まりました。予定変更が功を奏しました。

・リレーショナルデータベースソフトpostgreSQLがヨチヨチ歩きながら使えるようになりました。

3-2 展示物3Dモデル作成

・千葉県立中央博物館と加曽利貝塚博物館の展示物3Dモデル作成とその検討活動では、次のような自分の活動スタイルを確立できたような感覚を持つことができました。

1 興味のある展示は複数回観覧する。

2 最初の観覧では撮影に入る前に全展示物をじっくり見て、何が自分にとって面白いのか品定め(興味優先順位見積)する。その後、全展示物・説明を撮影する。

3 最初の観覧で残った時間、及び2回目以降の観覧で、興味優先順位の高いモノから3Dモデル用撮影をする。

4 観覧した日の夜に、撮影順番等の記憶が残っている状況で、撮影写真の整理を行い、いつでも3Dモデル作成に入れるようにする。

3-3 儀礼学習

・儀礼学習では、学習の様子を文章だけで書き、文章とは無関係のイメージ画像を貼付することにより記事作成が気軽にできるようになりました。

4 2024年8月活動の展望

4-1 有吉北貝塚北斜面貝層学習

・発掘調査報告書掲載遺物リスト全部を電子化して、遺物台帳ファイルと一緒のデータベースに格納できるように作業を進めます。必要に応じて遺物分布等について検討します。この作業は8月完結を目指します。

・この作業の後は貝層分布図の検討に入り、それが終わってから遺物分布図電子化に取り組むことにします。このような作業順番にすることにより、作成データの内容理解(遺物出土状況や分布状況の理解)が進み、つまり興味が深まります。それにより学習の充実感が増し、つらい単純作業を含む学習継続が保証されると期待します。

4-2 土偶等の3Dモデル作成検討

土偶等の3Dモデル作成検討では、新たな3Dモデルを順次作成するとともに、次のような問題意識で過去記事等から情報して記事化します。

・みみずく土偶顔面の背面資料(実測図等)に顔面が仮面である情報が見つかるか。

・山形土偶顔面の背面資料(実測図等)に顔面が仮面であると考えられる情報がある。

・みみずく土偶の顔面の意義について説明図を作成する。

・山形土偶顔面の意義について、これまで作成した数種の説明図を並べて、検討する。

・千葉市内野第1遺跡が全国でも有数の土偶出土遺跡である意義について検討する。(集まりやすい地理的条件、植物栽培の有利条件だったかもしれない長沼の存在など)

・土版(内野第1)の意匠と岩版意匠の比較による土版の意義(同じ婚姻儀礼道具か?)

・土版(内野第1)「かわいい」顔の意義(認知考古学)

4-3 儀礼学習

・図書「土偶と石棒」学習を進めます。

・この図書で紹介された参考図書・文献にうち興味のあるものについて寄道学習をすることにします。

・寄道学習に多くの時間を削くことは得策ではありません。一方寄道学習をしたい欲望は大きいです。そこで、例えば入手した参考図書・文献1つについて、それを「丸1日だけ時間を割いて読み、その範囲で得た情報と感想をまとめて記事にする」などの工夫を試行することとします。入手した図書をじっくり読もうと思っていると、結局何も読まないで放置することになります。

参考

ブログ「花見川流域を歩く」2024年7月記事 〇は閲覧の多いもの

ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」2024年7月記事


2024年7月 Sketchfabに投稿した3Dモデル


2024年7月 YouTubeに投稿した動画


2024年7月 ブログ「花見川流域を歩く」投稿記事に掲載した画像


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