2020年5月8日金曜日

千葉県匝瑳市出土縄文晩期安山岩製石棒 観察記録3Dモデル

縄文石器学習 4

千葉県匝瑳市立のさか図書館展示室で観覧した縄文晩期石棒(匝瑳市豊和地区出土)の観察記録3Dモデルを作成しました。

1 縄文晩期石棒(匝瑳市豊和地区出土)及び弓 観察記録3Dモデル

縄文晩期石棒(匝瑳市豊和地区出土)及び弓 観察記録3Dモデル
石棒:縄文後晩期、匝瑳市豊和地区飯塚出土、安山岩製
弓:縄文後期~晩期、亀田泥炭遺跡、木製、イヌガヤ製
撮影場所:匝瑳市立のさか図書館展示室
撮影月日:2019.09.04
ガラス扉半開き越し撮影
3Dモデル写真測量ソフト 3DF Zephyr で生成 v4.530 processing 58 images

展示の状況

テクスチャモデルの動画

ソリッドモデルの動画

2 感想
この石棒はすでに次の記事で検討しています。
2019.10.17記事「石棒の3Dモデルと妄想
今、再びこの石棒を観察すると、千葉県匝瑳市に産出しない安山岩の大きな塊をどのように入手したのか、あるいは石棒製品が匝瑳市域に持ち込まれたのか、興味が興味を呼び込みます。
匝瑳市域は弥生、古墳、飛鳥、奈良時代にあって縄文の雰囲気を色濃く残したのではないかと想像しています。九十九里は千葉県における縄文のふるさとかもしれません。(俘囚由来ではない、正真正銘確実な縄文地名が九十九里には残存しています。)趣味学習のネタが増えています。

匝瑳市には亀田泥炭遺跡のある特定木製品閲覧にお伺いしました。数度の連絡をしましたが、結局目当ての木製品の閲覧には至りませんでした。その代替に亀田泥炭遺跡出土弓(木製品)の閲覧を行いました。その際この石棒も撮影しました。今となっては石棒を撮影していてよかったと思います。
2019.01.29記事「亀田泥炭遺跡出土木製品はイナウ似木製品」参照

0 件のコメント:

コメントを投稿