縄文土器学習 29 加曽利貝塚博物館企画展展示土器の観察 8
2019.02.05記事「加曽利EⅡ式渦巻文区画文土器の3D観察」でNo.6土器の渦巻文が特異な形状をしていて他の渦巻文土器と異なることを指摘しました。
その後、その渦巻文の3D画像をよく観察すると次のような「蛇が尾を噛む」モチーフであると想定できましたのでメモします。
「蛇が尾を噛む」モチーフか?
このような想定により渦巻文の描き方の異常さの謎は解消します。同時に口唇部隆帯の意義(蛇)も明白になります。
「蛇が尾を噛む」という人類共通のモチーフが縄文土器に使われているという事実が既知のものであるか、未知のものであるか知識の持ち合わせはありませんが、自分レベルでは重要な発見です。
企画展開催に感謝、感謝です。
ウロボロス(Wikipedia)参照
なお次のガラス越し撮影写真に見る通り、渦巻文付近の色・質感は造形物と無関係に発達・展開しているので、少なくとも写真ではこのモチーフ発見は無理です。
No.6土器渦巻文
次の企画展訪問の際に現物観察でこのモチーフがどのように感得できるか知ることにします。
また残存している別の2つの渦巻文が観察できるかどうかについても確認することにします。
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