堀之内式土器の較正年代と千葉県域分布について検討します。
1 堀之内式土器の較正年代
堀之内式土器の較正年代
小澤政彦先生講演「東関東(千葉県域)の加曽利E式」資料(2019.02.24)では堀之内式土器の較正年代が4235~3900年前calBPとなっています。
2 堀之内式土器の千葉県域分布
堀之内式土器出土遺跡
私家版千葉県遺跡データベースで堀之内式を検索すると601レコード(遺跡)がヒットします。
堀之内式土器出土遺跡ヒートマップ
堀之内式土器出土遺跡の最密集域は市川付近ですが、千葉市付近が前代(称名寺式期)と較べると色が濃くなっています(遺跡密集度がアップしています)。加曽利EⅣ式期における中期社会崩壊が回復した様子、あるいは加曽利B式期へむけて社会が変化しつつある様子を表現している分布図であると考えることができます。
参考 称名寺式土器出土遺跡ヒートマップ
参考 加曽利B式土器出土ヒートマップ
サイト「私家版千葉県遺跡DB地図帳」から引用
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