2019年5月12日日曜日

五領ヶ台式土器の3Dモデル、千葉県域分布等

縄文土器学習 118

この記事は2019.05.12記事「五領ヶ台式土器 上谷遺跡」の続きです。

1 五領ヶ台式土器 上谷遺跡 3Dモデル

五領ヶ台式土器 上谷遺跡 3Dモデル
次のような理由からピントの甘い写真が多くなり、満足感の高い3Dモデルをつくることが出来ませんでした。
・2つの土器を1枚の写真に含めた構図のため、土器にピントが合わない写真が増えた。
・土器とカメラとの距離が2-3mになり、照明が暗くピント調整が甘い写真が生れた。

2 五領ヶ台式土器の較正年代

五領ヶ台式土器の較正年代

五領ヶ台式土器の較正年代 拡大
小澤政彦先生講演「東関東(千葉県域)の加曽利E式」資料(2019.02.24)では五領ヶ台式土器の較正年代が5415~5310年前calBPとなっています。約100年間です。

3 五領ヶ台式土器の千葉県域分布

五領ヶ台式土器出土遺跡
私家版千葉県遺跡データベースで「五領ヶ台」を検索すると118レコード(遺跡)がヒットしました。
我孫子市付近、市川市付近に密集域があります。いすみ市-勝浦市-大多喜町付近に孤立的に分布している様子も観察できます。

4 参考 上谷遺跡の場所

上谷遺跡の場所 ちば情報マップ 埋蔵文化財包蔵地より
情報には発掘調査報告書情報が反映されていません。

なお上谷遺跡の縄文遺構は次のように分布していて、五領ヶ台式期の住居は台地上の水場ほとりに位置していたと推定できます。2016.09.08記事「上谷遺跡の縄文時代住居跡と水場」参照

上谷遺跡縄文時代住居

上谷遺跡の表層地下水の流れ

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