八千代市立郷土博物館展示縄文丸木舟(全長6m超 複製)の3Dモデル作成が出来ましたのでメモします。
3回目のチャレンジでようやく3Dモデルが作成できました。
縄文丸木舟の3Dモデル(3DF Zephyr Lite画面)
写真79枚から作成したものです。
土器のような小さなものだけでなく大きなものも3Dモデルにすることができました。
モデルのファイルサイズが50MBを超え、Sketchfab無料版ではアップロードできないので残念ですがWEB上での3D画面共有は断念します。
縄文丸木舟展示の様子
八千代市立郷土博物館展示
参考 出土経緯
昭和25年(1950)11月に印旛沼干拓工事の排水路掘削現場で丸木舟が発見されました。千葉県教育委員会は早稲田大学考古学研究室に調査を依頼し発掘調査を実施しました。
丸木舟は地表面から1.6m下の泥炭層から出土し、周辺の泥炭層から縄文土器が出土しました。土器の時期が縄文時代晩期(約3000年前)であったことから、丸木舟も同時代のものと判断されました。
丸木舟の材質はカヤで、残存する部分の長さは6.54mありました。船底4箇所に刳り残しの形で横梁があり、船体の強化を図っていることから、単純な刳り舟から技術的に一歩進んだ形態を示しています。
参考 八千代市保品出土丸木舟 全景
早稲田大学考古学研究室提供
参考 八千代市保品出土丸木舟 船首部分
早稲田大学考古学研究室提供
参考 八千代市保品出土丸木舟 船尾部分
早稲田大学考古学研究室提供
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